ハワイでもショップ展開している「ラッシュ・コスメティックス」。ラッシュは、パッケージ不要の「ネイキッド」コスメを、どのメーカーよりも促進してきました。 毎日私たちは大変な量のパッケージを使っています。買い物の時の包装紙、ビニール袋、買い物袋など溜まってしまってしょうがないという人もいるのではないでしょうか？ ハワイではプラスチックの環境汚染が問題となっていることから、最近では買い物バッグに15セントをお店側が加算するようになりました。自分のバッグを持参する傾向になってきていますが、それでも毎日使う包装紙の量はまだ多いもの。 日本に行くと更に包装紙の無駄使いを感じることさえあります。そんな無駄使いを止めるためにラッシュは、全くパッケージを使わないことに徹した店舗「ラッシュ・ネイキッドショップ（裸のショップ）」をイタリアのミラノでオープンしました。この新しいサステイナブルなフラッグシップストアは２階建て。プラスチックも一切使わず、パッケージフリーを目指しています。店内ではそういった教育をするためのワークショップやイベント、映画のスクリーニングなどをして、ゴミを減らす活動をしていく予定です。このネイキッドショップでは、パッケージ要らずの商品を揃えていて、例えば、シャンプーバー（固形で水分を含まない石鹸シャンプー）など、色々用意されています。 パッケージの費用を抑えて、商品そのもののクオリティをあげていこうという試みのラッシュ。ネイキッドコレクションを扱う「ネイキッドショップ」は、まずはミラノからのスタートとなりましたが、このコンセプトがもっと広がっていくと革命が起こりそうですね。

（日刊サン 2018.08.08）

写真・参考サイト：https://jn.lush.com/tag/naked

Writer：内田佐知子