モロカイ島からオアフ島まで32マイルのカイウィ海峡をパドルボードで渡る世界大会、第27回モロカイ2オアフ・ワールド・チャンピオンシップが29日に開催された。 サーファーとして優勝経験のあるジョン・ジョン・フローレンス氏やカイ・レニー氏を含む世界中のウォーターマンが参加。この大会は1997年から開催されており、プローンと呼ばれる伝統的なパドル・ボーディング部門とスタンドアップパドルの部門に分かれている。さらに今年初めて、水中翼のついたパドルボードを使用したハイドロフォイル部門が設立された。 新部門のハイドロフォイルでは、カイ・レニー氏が2時間52分58秒で優勝。今後の基準となる記録を樹立した。この部門で初、そして唯一の女性参加者であるマウイ島出身のアニー・ライカート氏は5時間20分6秒で海峡を渡った。 世界的サーファーのジョン・ジョン・フローレンス氏はコナ・ジョンソン氏とチームを組み、プローン部門に参加。6時間20分6秒でゴールした。 プローンとスタンドアップ部門ではどちらもオーストラリア出身者が1位を勝ち取った。プローン部門は26歳のマット・ベバラクア氏が5時間5分27秒で4年連続の優勝。スタンドアップ部門は35歳のトラビス・グラント氏が4時間23分15秒で優勝し、マウイ出身の23歳コナー・バクスター氏が2位に続いた。
(日刊サン 2018.08.04)