ハワイ州は、1時間無料で利用できるWi-Fiスポット1000カ所以上を提供すると発表。現在カウアイ島、マウイ島、モロカイ島、オアフ島の一部では提供が開始され、順次スポットの設置が進められている。 このホットスポットの提供は、ハワイ州が通信事業者チャーター・コミュニケーションズのスペクトラムに対し、オーシャニック・タイム・ワーナー・ケーブルの吸収合併を認める条件として実施させた。 デービッド・イゲ知事は報道会見で「ハワイ住民に公共インターネットアクセスを提供する重要性を認識し、特に郊外やアクセス性が不十分なエリアを重点として州内のアクセスの拡張を進めました。住民を始めとする皆様の生活向上の第一歩となるよう願っております」と述べた。 1時間の無料Wi-Fiサービスは、1スポットから1端末につき1日1度まで利用できる。 スペクトラムは、2016年5月から4年以内に同社の通信エリアに1000カ所のWi-Fiホットスポットを新設することに同意。そのうち100カ所は公園や市民センター、コミュニティセンター等の公共性の高い場所に設置するよう義務付けられた。これまでに44カ所の公共施設に設置が決まっており、今後はハワイ島への設置が増加する見通し。 ホットスポット設置予定の主な場所は、カウアイ島の利用者の多いバス停周辺、マウイ島ハナやワイルクのビジネスエリアやコミュニティ施設、今年秋には、モロカイ島カラウパパのインターネットアクセス提供が困難なエリアや、カウナカカイにもホットスポットが増設される予定。 オアフ島パンチボウル・ストリートの税務局と労働産業関係局の共同庁舎にも今年秋に設置される見込み。現在利用可能なホットスポットの一覧は、
bit.ly/2uykE0r.(http://cca.hawaii.gov/broadband/dcca-designated-wifi-hotspots/)
から確認できる。
(日刊サン 2018.07.28)