ベスト・ホスピタリティーLLCは、長期間空き家となっている元「京やレストラン」のあった場所に、高さ350フィートのコンドミニアムホテルタワーの建設を希望しているが、ディベロッパーは、ホノルル市議会からこの場所への25フィートの高さ制限の例外許可を得なければならない。
東京を拠点にした塚田グローバルホールディングスの子会社は8日火曜日夜、ワイキキの自治会で予備計画を発表し、自治会からの反対にあった。自治会長のボブ・フィンレイ氏は、投票の結果15-0の満場一致でプロジェクトに反対だったと語った。
「私たちは、彼らが高さ25フィートの制限があるとわかった上で敷地を購入したと思っていました。それが325フィート以上の高さを求めているというのです。あまりにも求めすぎでしょう」とフィンレー氏は述べた。「もし私たちがそれを支持したら、危険な先例を作ってしまうことになります。また、各ディペロッパーが同じ大きさを望むと思うので、私たちはゾーニングマップを作成し、細分化することも考えています」。
ワイキキ特別区ガイドラインによると、ディベロッパーは、自治議会にプロジェクトの概要を提出する必要があるとする。そのプロジェクトは議会の承認を得ずとも、進めることができるかもしれないが、市が熟慮し慎重になることを望むと、フィンレー氏は述べた。 「住人たちは、論争に嫌気がさしています。住人たちは、プロジェクトはルールに従うべきだと思っており、誰もこのプロジェクトを支持していません。労働組合すらもです」と語った。
ディベロッパーの代表キース・クラハシ氏は、プロジェクトの高さは、敷地のリゾート化に際し、 高さ160フィートのルアナ・ワイキキ・ホテルに隣接し、現在建設中の350フィートのリッツカールトン・ワイキキビーチ・レジデンスの近くということからも、商業地区ゾーニングとロケーションに適合していると主張している。
「ゾーニングを変える必要はないのです。このタワーは現在のダイアモンドヘッドの眺めやパンチボウル・ルックアウトからの地平線の眺めを遮ることはありません」とクラハシ氏は述べ、さらには、このプロジェクトは雇用機会を生み、ワイキキのホテルキャパシティを拡大し、2005年に約50年間も営業していた京やレストランが閉店して以来、ずっと眠っていた場所を再び活性化させることになると付け加えた。
クラハシ氏は、クライアントは8月に2055と2057カラカウアアベニューを地元ディベロッパー、ケビン・ショウ氏から購入したと話している。クライアントは、One Waikikiと呼ぶタワーに、約172部屋のコンドミニアムホテルユニットを建設する構想を描いているという。クラハシ氏は、部屋の広さは450平方フィートのスタジオから、1,000平方フィートのペントハウスになると述べた。
「ワイキキの他のコンドミニアムホテルプロジェクトを基本にすれば、80〜85%のユニットがホテルの客室として使われることになるでしょう」 クラハシ氏は、ディベロッパーは、環境事前調査の草稿に取り組んでいるとし、その事前調査が終われば、ワイキキ特別区申請書を提出し、高さに対する特例許可を求める予定だと話した。その許可は市の計画&許可課に吟味され、ホノルル市議会が承認をする。
「ディベロッパーは、このプロジェクトの費用効率をよくするために高さが必要なのです」とクラハシ氏は語った。
クラハシ氏のクライアントは2018年初旬に施工し、2019年に完成したいと望んでいる。計画では1階にカフェ、2階にレストラン、そして屋上は結婚式などのイベントスペースになる予定だと話している。