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ワイキキ水族館で新しい モンクシールの水槽を公開

Bynikkansan

7月 14, 2018

@Osugi / Shutterstock.com

 

ワイキキ水族館で3日、新しく改修されたハワイアン・モンクシールの展示エリアが公開された。

 

同水族館は1月後半から18万ドルの改修計画を開始し、遊泳エリアのコンクリートや岩の舗装、新しいろ過システムや展示窓の設置を行った。水族館ディレクターのアンドリュー・ロシター氏は「過去の数十年でプールの補修は何度か行ってきましたが、つぎはぎの補修ばかりでした。今回は完全に一面の舗装を行いました」と語った。 新しい展示エリアには「海からのサイン」という意味の「ホアイロナ」と名付けられた視覚障害を持つ10歳のオスが飼育される。ホアイロナは生後2日で母親に育児放棄されていた。「ホアイロナは新しい展示エリアに喜んでおり、探検や日光浴を楽しんでいます」とロシター氏。飼育されている最年長のモンクシール「マカ・オナオナ」は34歳となり病気の末期症状を見せているため、今後入場者に公開はされないが手厚いケアを受けていると同氏は加えた。 ワイキキ水族館では来月からハワイのサンゴ礁に焦点を当てた新展示「ザ・リビング・リーフ」を公開予定。ハワイアン・モンクシールの展示エリアの様子もライブカメラで常時配信中。 ハワイアン・モンクシールはハワイ諸島の固有種で、絶滅の危機に瀕している。野生に生存しているのは1400頭程度といわれ、多くはハワイ諸島北西に生息している。

 

(日刊サン 2018.07.14)