ホノルル消防隊は5日土曜日の午後、観光客に人気のアトラクションであるハナウマ湾近くの立ち入り禁止エリアで海に流された21歳米軍所属の男性の遺体を発見した。
午後2時50分頃 消防隊のスキューバーダイバーたちが、深さ110フィートの海で発見した時には、男性はすでに意識不明で心肺停止の状態だった。消防隊は、緊急救命隊が待機していたマウナルア湾ボートランプにすぐに搬送した。
事故発生当時は、ラナイ島を除いて、カウアイ島からハワイ島にかけて全島の東海岸沿いに高波警報が、また全島の南海岸沿いには高波注意報が発令されていた。
ホノルル消防隊のキャプテン デイビット・ジェンキンス氏は、男性は、湾の南端の「バンブーズ・ノーズ」と呼ばれるロック・ブリッジの岩から波にさらわれて流されたと話した。
男性は水の中でもがいており助けが必要だと、男性の友達が12時12分救急隊に電話をした。
湾岸線の形がまるで水の上にかかった橋に見えるようになっているロック・ブリッジへのアクセスは、一般人は立ち入り禁止となっており、進入禁止の看板も設置されている。
消防隊は、捜索のためにボートとヘリコプターを出動させ、沿岸警備隊もMH-65ドロフィンヘリコプターと、45フィートのボートを送った。
ライフガードも、個人の船とパドルボードで捜索を行った。
気象局によると、高波警報は木曜の午後6時までで、波は、月曜日夜遅くまで、東海岸沿いが10〜18フィート、南海岸沿いが6〜10フィートの高さになる予報されていた。
また気象局は、波がビーチを超え、海岸沿いの敷地や建物に打撃を与える可能性もあると警告し、更に力強いうねりがほとんどのビーチで起きると予測されるため、経験のない人たちはビーチやビーチフロントエリアに隣接している場所から離れるようにと伝えていた。
昨年10月には、同じロック・ブリッジ付近でカップルが波にさらわれ、男性が死亡、女性が行方不明となった。
ハイカーたちが、ロック・ブリッジのそばの崖で、カップルの所有物を発見し、消防隊に電話をした。
男性の遺体はその日の夜海で発見されたが、消防隊の3日間に亘る捜索でも女性は発見されなかった。