アメリカ海軍は30日、今年の環太平洋合同演習(RIMPAC)には26カ国から2万5000人、洋上艦47隻、潜水艦5隻、航空機200機以上が参加すると発表。6月27日から8月2日までハワイと、一部は南カリフォルニアで実施される。アメリカ国防総省が発表した世界最大の海洋軍事合同演習の招待国の中には中国は含まれていなかった。
1971年に開始されたRIMPACは1年おきに開催され、今年で26回目。2016年の演習では中国はミサイル駆逐艦シーアン、ミサイル・フリゲート艦ホンシュイ、補給艦カオユーフ、潜水救命艇チャンダオ、病院船ピースアークを派遣し演習作戦に参加している。
今年の参加国はアメリカ、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ペルー、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ、トンガ、イギリスと、今年が初参加のブラジル、イスラエル、スリランカ、ベトナム。
RIMPACはミサイルの改良を重点としており、空軍機から長距離対艦ミサイルの発射演習を行う。日本の自衛隊は地対艦ミサイルを、合衆国軍も対艦巡行ミサイルの発射演習を実施予定。
(日刊サン 2018.06.09)