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ユニクロ、ハワイ初ポップアップストア アラモアナセンター3階に出店

Bynikkansan

6月 11, 2018

 今秋アラモアナセンターにハワイ初店舗をオープン予定のユニクロが、6月1日(金)、同センター内の3階センターコートにポップアップストアをオープンさせた。

 

「A LITTLE POP FROM TOKYO(東京発の小さなポップ)」をテーマにしたストアには、ユニクロならではのグラフィックTシャツ“UT”がずらり200種類以上ラインナップ。Tシャツを中心にメンズ、レディース、キッズ向けが揃っている。ユニクロ ハワイのCOO棚橋裕也氏によると、 「このポップアップストアでは、ハワイでライフスタイルウエアとして定着しているTシャツにフォーカスして展開します。UTは、Tシャツのデザインをもっと楽しく自由にするユニクロのTシャツプロジェクトとして、2003年にデビューしました」

 

進化し続けるUTコレクションは、シンプルでベーシックなTシャツに、世界各地のアートやキャラクターをデザインし、世界的なアーティストはじめさまざまなコラボレーションをしている。

 

世界が注目する、アート&カルチャーUT

 

「ハワイ在住の方にユニクロの認知度を調査したところ、日本をはじめアジア系の方は70%以上に認知されていますが、アメリカやヨーロッパなど非アジア系の方々の間では20%ほどでした。なので多民族が共に暮らすハワイで、まずは日本発のブランドであるユニクロを知っていただけるよう、日本の伝統や漫画をモチーフにしたUTなどを品揃えしています」 “唐長UT”は、1624(寛永元)年に京都で創業した日本で唯一続く唐紙屋とのコラボ。代々受け継いだジャポニズム文様がはんなりとUTにプリント。ドラえもんやドラゴンボール、ワンピースなどアニメUTも人気が出そう。

 

また、英国王室御用達のインテリア用品ブランドSandersonともコラボ。同ブランドは伝統を感じさせる上品なフローラル・デザインで人気だ。

 

ハワイではレイやアロハプリントなど、花や緑を身につける習慣があることから、サンダーソンのフローラルプリントUTは、アラモアナのストアの前面に華々しくディスプレイされている。

 

本格的なオープンは今秋

 

北米に複数、フランス、イギリス、ドイツ、スペイン、中国、韓国、台湾など、世界各国にすでに多くの店を展開しているユニクロ。母体であるファーストリテイリングの2018年8月期第2四半期の連結決算で、売上収益は1兆1867億6500万円(前年同期比16.6%増)となった。柳井正会長兼社長は、 「売上3兆円にあと数年で達する。今必要なのは、3兆円を達成した以降、現在の体制では適応できず、商品と顧客サービスでいかに差別化し、グローバルで戦っていくかが重要だ」と自信をのぞかせている。

 

日系人が多く住むハワイに店をオープンさせるのは当然の流れ。「ハワイにユニクロが欲しい」とラブコールを送っていた日本人在住者にとっては一安心だ。

 

本格的なオープンは、アラモアナセンターエバウィングで、現在のポップアップストアの7倍の広さになり、インナーからアウターまでラインナップされる。急ピッチで工事を急いでいるとのことで、今秋の本格オープンを待つ。

(取材・文 奥山夏実)

 

ユニクロ ハワイCEO桑原尚郎氏とCOO棚橋裕也氏(左)

 

 

 

ユニクロ アラモアナ ポップアップストア アラモアナセンター 3階センターコート

1450 Ala Moana Boulevard, Honolulu

【営業時間】 9:30am~9:00pm(月~土)、10:00am~7:00pm(日)

【TEL】(808) 600-3831

【URL】https://www.uniqlo.com/us/en/hawaii/

 

(日刊サン 2018.06.07)