アイエアに住むハレ・モツアプアカさんが2018年のファイヤーナイフ世界大会で優勝した。
日本の松島憂弥(マツシマ・ユウヤ)さんがアジア人初の2位入賞を成し遂げ、3位は元チャンピオンでタヒチのパピーテ出身ジョゼフ・キャドゥストーさんだった。ポリネシア文化センター(PCC)で10日から12日まで開催された第26回ファイヤーナイフ世界大会には、サモア、日本、タヒチ、カリフォルニア、フロリダ、ハワイからの出場者が集まった。 モツアプアカさんはプナホウ高校の3年生。3歳からファイヤーナイフを始め、同大会に4歳から出場し、12~17歳の部門では何度も優勝を経験している。
「ジュニアの部門に出場していた頃から、世界大会を観て出場者のスキルに驚き、憧れてきました。2018年のチャンピオンになることが夢でした。支えてくれた家族、コーチ、友人に感謝しています」とモツアプアカさんは語る。彼は秋からフットボールの奨学金を得てユタ州立大学へ進む。ファイヤーダンスはサモアで生まれた『アイラオ』と呼ばれる、ナイフを使って戦う前に踊る戦士のダンスを元に発展した。世界大会では6人の審査員が、投げるナイフのスピードや高さ、難度、構成内容、戦士らしさを評価する。6~11歳のジュニア部門では、エヴァ・ビーチ在住のモゼ・リロ君10歳が優勝。12~17歳のインターメディエイト部門はライエのジェラリー・ガレアイさんが初優勝を勝ち取った。
(日刊サン 2018.05.26)