昨年イオラニ宮殿のガラス窓付きドアを破壊した男に対し、10年の懲役刑が宣告された。
マイケル・アキノ被告58歳は、昨年5月28日にも州議事堂の下院議会室のドアのガラスを割っている。この事件では5年の懲役を言い渡されており、現在服役中。被告は100年以上の歴史を持つイオラニ宮殿のドアを、金属パイプを用いて破損させた。重大器物損壊罪の罪に問われた被告は3月1日に有罪を認め、5月2日に刑が宣告された。州の司法長官ラッセル・スズキ氏は11日に発表した声明で「イオラニ宮殿は文化的、歴史的に重要な財産で、州議事堂は大変重要な公共施設です。どちらも重要な象徴であり地域の資産です。両施設はアキノ被告が犯したような無分別な破壊行為から保護されるべきです」と述べた。アキノ被告は損害賠償額として、フレンズ・オブ・イオラニ・パレスに対し2万9598ドル45セント、州に対し4714ドルの支払いを言い渡された。
(日刊サン 2018.05.18)