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ダラスを本拠地とするサウスウエスト航空のCEOゲイリー・ケリー氏が26日、同社がダニエル・K・イノウエ、リフエ、コナ、カフルイの4空港に就航予定で、年内にハワイ便のチケット販売を開始すると発表した。同社代表のトム・ニーロン氏はハワイ便就航の計画は整っているがまだ詳細は発表できないとし、就航開始時はハワイ内1都市と本土の1都市を結ぶ1便のみの運航になるだろうと述べた。「私達は初めは謙虚に、2都市間の運航に集中します。最終的には発表したハワイの4都市へ就航します」と同氏。西海岸におけるハワイ人気の高さと、サウスウエストの低価格な運賃を理由に、就航する都市の拡大ペースは速いだろうと加えた。連邦航空局から許可が降り次第ハワイ便を就航予定で、175席収容のボーイング737機を使用するという。
西海岸とハワイを結ぶ便を独占している州最大の航空会社ハワイアン・エアラインズは、サウスウエストの挑戦を受けて立つ準備が出来ていると話す。同社広報担当は「私達には西海岸とハワイの運航実績があり、他にはないホスピタリティとサービスを提供しています。西海岸から挑戦を受けるのも初めてではありません」と述べた。サウスウエスト航空はニューヨークからダラスを結ぶ便で17日、飛行中にエンジンが破裂し窓が割れ女性1人が死亡する事故を起こしている。149人が搭乗していた同機はフィラデルフィアに緊急着陸。創業から47年間の歴史で初めての死亡事故となった。事故以降は予約が激減し、損失額は5000~1万ドルとみられている。
(日刊サン 2018.05.05)