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カウアイの洪水被害続くサーファーの支援も

Bynikkansan

4月 28, 2018

プロのサーファーでカウアイ島に住むレアード・ハミルトン氏が、州の清掃活動を支援。それだけではなく救援用バージの運航も手伝っていたことが19日に州が公表したビデオで明らかになった。ハミルトン氏は報道会見で「初めの頃はバージで孤立したエリアから外へと人を運んでいました。今では交通を復活させるために道路の清掃を開始できるよう、人や供給品を外から運び入れています」と語った。

 

カウアイ島のコミュニティは精力的に復旧を目指している。同氏は「カウアイ島は津波、ハリケーン、洪水を経験しました。土地も住民も危機を乗り越える力を持っています。私たちは必ず復活します。このコミュニティが団結すれば他のどこよりも素晴らしい成果を遂げるでしょう。個々の違いは置いておいて家族、皆のために頑張りましょう」と加えた。カウアイ島では2つの主要な公園の閉鎖が続く。州当局はハエナ・ステート・パークと人気のカララウ・トレイルを含むナパリ・コースト・ステート・ウィルダネス・パークを無期限で閉鎖すると発表。ポリハレ・ステート・パークも入り口となる道路の修繕が完了するまで閉鎖。赤十字は寄付を募っているカウアイ水道局は17日、ハエナの主要水道管の修理が完了したが次の通知が発表されるまで水道水を飲んだり料理に使用しないよう警告した。

 

対象となったのはマノアからリマフリ間のクヒオ・ハイウェイ沿い一部地域の住民。また、主要水道管の損傷により、一部の水道管に土砂等が混入した恐れがあり蛇口から出る水が白い場合や色が付いている可能性があるとされた。水道局は「色が付いていても問題はありません。透明になるまでしばらく水を出し続けて下さい」と述べた。YMCAのキャンプ・ナウエではタンクで運ばれた飲料水の配布が継続されている。赤十字は災害の被害者に支援を続けている。寄付をしたい人はredcross.org/hawaiiか、ホノルルのアメリカン・レッドクロス・オブ・ハワイまで。

 

(日刊サン 2018.04.28)