ハワイ大学ジョン・A・バーンズ・医療学校のネイティブ・ハワイアン・ヘルス学科で研究ディレクターを務めるマージョリー・マウ医師が、王立内科医協会の会員として指名を受けた。同協会はイギリスで1518年に創設された専門機関。同医師はアメリカ国内でわずか25名しかいない名誉ある会員の1人となった。
マウ医師はネイティブ・ハワイアン・ヘルス学科を創設した教授で、ハワイの女性で初めて内科学修士の学位を取得。内分泌学および内科医学の両方の免許を持つ初のネイティブ・ハワイアンでもある。カラニ高校を卒業した同医師はJABSOMでアメリカ国立衛生研究所の資金を25年間受け主任研究員を務めた。特に糖尿病や心臓病、肥満に注目した医療格差を含んだ研究を行っている。同医師はこれまでモロカイ等の郊外のコミュニティや都市部のホノルルで患者を治療し、航海カヌーのホクレア号に医療担当者として乗船した。
(日刊サン 2018.04.21)