メディケアテンアドバンテージ(パートC)に加入している方のほとんどの方は、薬付きのプランに加入していることでしょう。
しかし薬の付いていないプランもありますので、加入の際、お気を付けください。 以下はよくお受けする質問です。
●薬付きプランに加入しているが、薬がカバーされていないようで$400位請求された。
●8月~10月頃、今までお手頃の薬代だったが、急に値上がりして$150位請求された。
皆さんは何故かおわかりですか?薬付きプランを見てみましょう。大きく分けると4つのステージがあります。
①ディダクタブル(自己負担分)
皆さんが加入しているプランによりますが、一般的に毎月の保険料が高いプランはディダクタブルがなく、すぐ保険が適用されますが、多くのプランはジェネリック以外の薬の場合、決められた自己負担額まで支払わないと、保険が適用されません。普段薬を取っていない方でも、ドライアイなどの目薬を使用している方はお気を付けください。
②イニシャルカバレッジ
薬は段階に分かれていて、ティアと呼ばれ、tier1からtier5のようになっています。数字が大きくなると高い薬代になりますので、経費を節約するにはtier1の薬を処方してもらってください。プランによりますが、tier1或いはtier1&tier2ならディタクタブルが適用されないこともあります。加入の際、ご確認ください。プランがご案内している料金で薬が手に入りますが、お客様が支払った薬代と保険会社が支払った薬代の合計が$3,750に達すると、今までの薬代では手に入らなくなります。
③カバレッジギャップあるいはドーナツホール
$3,750に達するとジェネリックの薬は44%、ブランドの薬は35%になりますので、今まで手頃な薬代がびっくりするような薬代になります。
④カタストロフィックカバレッジ
ご自分で$5,000まで薬代を支払った場合、ジェネリックの薬は$3.35でその他の薬は$8.35で手に入ります。
各プランのスタートは1月1日からです。保険会社から送られてくる明細書をご確認ください。
(日刊サン 2018.04.13)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
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