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若者の支援を目的に 網小屋改造計画がスタート

Bynikkansan

4月 14, 2018

若年層の支援を目的として、ホノルルの商用漁船の漁網の乾燥に使用する建物が年末までに職業訓練とコミュニティのためのセンターに改築される。

 

この計画を支援する非営利団体『クプ』はケワロ・ハーバー向かいのウオーターフロント・パークに隣接した現場で5日、着工式典を開催した。この計画の予算はおよそ600万ドル。クプは州が所有する建物を年間1ドルで借り上げ、外壁、ラウンジ、教室、会議室、商用キッチンを増設する。建物内のトイレも改装され、屋根には太陽光パネルを設置。屋外にはハワイ固有植物の庭園、伝統的なかまど『イム』、ピクニックテーブル、イベントスペースが建築される予定。クプのCEOジョン・レオン氏は会見で「私たちは『グリーン・ジョブス・トレイニング・アンド・コミュニティ・センター』で、建物だけではなく生活やハワイの可能性を再構築していきます」と語った。商用漁船用の建物は1989~90年にハワイ地域開発協会(HCDA)によって建設された。建設後まもなくハワイの漁船と業界ではナイロンのネットの使用が主流となったため、建物が使用されたのは短い間だけだった。クプはこの8,400スクエア・フィートの建物のリース契約を昨年締結。議会から改築費用として200万ドルの資金拠出を受けている。

 

(日刊サン 2018.04.14)