791便で業務を行うフライトアテンダント
ダニエル・K・イノウエ国際空港で、2日午後、日本航空の大阪=ホノルル線就航50周年記念セレモニーが行われた。会場となったメインターミナル27番ゲートでは、記念就航便となる関西国際空港行きJAL791便の搭乗を待つ乗客たちが見守る中、機長を始めとした関係者らの挨拶や、記念品の贈呈、記念撮影、フラパフォーマンスなどが行われた。
始めに、791便機長の西村治人さんが挨拶の中で次のように語った。
「職業柄、よく『世界の中で、旅行へ行くならまずどこを選びますか?』と聞かれますが、いつも必ずホノルルと答えています。ホノルルには、綺麗な海と1年を通じて温暖な気候があり、マリンスポーツやゴルフ、おいしい食事など、さまざまなことが体験できます。家族や友人同士、夫婦など、いろいろな形のグループでお子様からお年寄りまでが楽しむことができる場所だと思います」次に、ハワイ州観光局局長のエリック高畑さんが挨拶の中で、過去50年間への感謝と今後に向けての抱負を述べた。
「今日の天気は大雨になってしまいましたが、日本航空の大阪=ホノルル線就航50周年というおめでたい日にこうしてスピーチをすることができ、大変喜ばしく思っております。また、半世紀の間、日本航空を通じて日本の皆様がホノルルを訪問し続けてくださっていることに心から感謝しております。ハワイ州観光局としても、ホノルルを訪れる方々にさらに楽しい観光をしていただけるよう努力を続けてまいる所存です」
最後に、日本航空ハワイ支店長の荘司敏博さんが挨拶の中で 「日本航空の大阪=ホノルル線は、1968年4月2日、伊丹から羽田、ホノルル、サンフランシスコを経由するニューヨーク線として運航が開始されました。以来、50年という長きにわたり多くのお客様に同路線をご利用いただいたおかげで、今日という節目を迎えることができました。また、今月の27日からは、大阪(関西空港)=ホノルル線の増便も予定しております。今後とも日本航空をどうぞよろしくお願い致します」 と感謝の言葉を述べた。
その後、乗客たちは、機長やフライトアテンダントと記念撮影を行った後、配布された記念品や50周年記念の搭乗証明書を手にし、スタッフからレイを掛けてもらいながら機内へ入って行った。日本航空の大阪=ホノルル線は、現在、関西空港とダニエル・K・イノウエ国際空港間を直行で1日3便が往復就航している。
左から、機長の西村治人さん、日本航空ハワイ支店長の荘司敏博さん、ハワイ州観光局局長のエリック高畑さん、フライトアテンダントの壽野めぐみさん
搭乗前に機長らと記念撮影をする家族
791便の乗客全員に記念品が贈呈された
(取材・文 佐藤友紀)
(日刊サン 2018.04.10)