太陽光発電装置を販売するプロ・ビジョン・ソーラー社代表の公表したデータによると、ハワイ島で2月に発行された太陽光発電設置許可証の数が、前年比のおよそ2倍となる50件に上ったことが明らかになった。同社代表のマルコ・マンゲルスドルフ氏によると、許可証発行数は4カ月連続で前年より増加し続けているという。「今後もこの勢いが続くでしょう。ハワイアン・エレクトリック社の提供エリアで2月20日から開始された相互接続サービス『カスタマー・グリッド・サプライ・プラス』と『スマート・エキスポート』が後押しとなっています」と同氏。
カスタマー・グリッド・サプライ・プラスを契約すると、消費者は貯蓄バッテリーに接続されていない太陽光発電システムを設置し、日中に余剰した電力分が電気代請求書から差し引かれる。しかしこのサービスに加入するには、ハワイアン・エレクトリック・ライト社の高度な装置を設置する必要がある。スマート・エキスポートの場合、バッテリーに接続した太陽光発電システムを設置した消費者が夜間(午後4時から午前9時)に売電が可能になる。通常このようなシステムでは、日中に発電した電力の大半は消費者自身が使用する為に蓄電される。
(日刊サン 2018.03.18)