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ウクレレピクニック10回記念、快晴のもと7000人以上が満喫 未来のウクレリアン、いっぱい育て!

Bynikkansan

2月 21, 2018

【日刊サンコミュニティニュース】

 

2月11日、サザンオールスターズの関口和之さんが主催する、『ウクレレピクニック・イン・ハワイ』が盛況のうちに開催された。数年前、ワイキキが大雨でもウクピク会場だけは濡れずに進行したこともあったほど、関口さんは“晴れ男”。この日も快晴の天気に恵まれ、朝から日没まで、ウクレレの音色と歌声を満喫した。

10周年ということもあり、著名アーティストが大勢参加したが、関口さんが大切にしている、「子どもにこそウクレレと仲良しになって欲しい」思いを伝える、“ウクレレ100本プロジェクト”も3年連続で実現。

今年はサルベーションハワイの子ども達100人にウクレレがプレゼントされた。子ども達はさっそくウクレレレッスンを受け、初ステージ体験! 「僕は世界中の子どもに、ウクレレと仲良くなって欲しいんです。学校の音楽の授業で、ウクレレこそ教材として使われるべきだと思います。ウクレレはとても簡単に習得できる楽器だからです。2つか3つのコードを弾けるようになれば、それだけで歌える曲はたくさんある。初めてでもすぐに一曲マスターできます。しかも子どもの手にぴったりの持ちやすさで、おもちゃのように楽しいはずです」

 

 

 

実際、カナダやニュージーランドでは、ウクレレによる音楽教育を成功させている実例があるのだという。 「いつの時代も子どもは宝です。そして子どもの成長はデリケート。日々悩み、ちょっとした劣等感にも悶々としています。そんな子どもにこそウクレレは必要。ウクレレの音色の科学的な検証は明らかではありませんが、僕自身、癒しの音色だと感じています。心をニュートラルにしてくれる。だから子どものうちにウクレレと出会っていれば、一生の友達になれる。つらい時、寂しい時、いつでも小さな可愛い声で、一緒に歌ってくれる親友です」

ハワイの子どもたちにウクレレを通して音楽の素晴らしさを伝え、ハワイの伝統的な音楽文化を継承してもらう意義ある活動だ。

 

ウクレレコンテスト、 妖精のようなデュオが3冠!

前日に行われたウクレレコンテストも、ウクレレの普及活動と未来のウクレレスターの発掘をめざして開催されている。今年は16人と6組のグループがエントリー。地元ハワイはもとより、日本、中国、香港、台湾、シンガポールからと、年々インターナショナルな大会に成長している。最年少は、7歳の中国からのシ・ジンチャン君。13歳以下の部門でみごと、2位に輝いた。

 

 

 

そして、グループ部門優勝、MVP、グランドチャンピョンの3冠を達成したのは、ティーガン&ケイレンのデュオ。13歳と14歳の妖精のように可愛らしい女の子たちで、オリジナル曲の“All The Time”を、軽快なウクレレと、伸びやかな歌声で披露。会場をたちまちハッピーにしてくれた。 「ホノカ&アジータもこのコンテストでブレイクしました。とびきり可愛いロコガールとしては共通していますが、ウクレレの演奏スタイルや楽曲はぜんぜん違う。スター性があって輝いている。将来が楽しみです」

ハワイの恒例イベントとしてすっかり定着したウクピク。あなたも来年は、ウクレレ片手に参加してみてはいかが! (取材・文 奥山夏実)

(日刊サン 2018.02.17)