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市長がワールド・サーフ・リーグの 大会日程変更を却下

Bynikkansan

2月 21, 2018

Yi-Chen Chiang / Shutterstock.com

 

 

カーク・コードウェル市長がワールド・サーフ・リーグ(WSL)の大会開催日程を変更する要望を拒否。リーグ側は9日、「私達は市長と協議を続ける予定でしたが、日程調整を前進させるために全ての手段を試す必要が出てきました。可能な限り速やかに皆様に進展をお伝えします」と声明を発表した。

WSLはビラボン・パイプライン・マスターズを、1月のボルコム・パイプ・プロ・イベントが開催を希望していた日に開催したいと要望。これまで通常ビラボンは12月、ボルコムが1月に開催されてきた。

WSLは12月にビラボンを開催する許可を得ているが、2019年1月のボルコムの開催申請を取り消させてビラボンを2カ月連続で開催したいと望む。これまでビラボンはWSLの年間ツアーの締めくくりとして開催されており、1月の大会を2019年シーズンの幕開けとして開催したいという狙いだろう。

 

理由はWSLの主張だけを 受け入れるのは不公平要

WSLのエクゼクティブ・オフィサー、ソフィー・ゴールドシュミット氏は2月初めに、同リーグのイベントの日程変更の要請を市が受け入れないのならば、リーグ主催のハワイのイベント全てを取りやめると述べた。同リーグは世界の主要な男女のサーフ大会を管理している。

コードウェル市長は6日リーグに対し、市長という立場に競技大会の変更を言い渡す権利は無いと述べる書簡を送った。市長は2018~2019シーズンのノースショアのサーフィン・スケジュールの許可はまだ発行されておらず、WSLの要請を受ければ他の大会主催者に不公平となると述べ、WSLの申し出は日程変更を希望する締切に間に合っていないことにも言及した。

WSLは「ホノルル市の決断を聞きましたが、私達は大変に残念に思っています。日程変更を要望したのは、ハワイのサーフ・コミュニティと競技者を含む、サーフィン競技全体を国際的に向上させるためです」と声明で述べた。

(日刊サン 2018.02.17)