州の保健局が7日午後、基準値を超える量のバクテリアが検出されたとしてハナウマ・ベイに警告を発令。スノーケルの人気スポットは閉鎖される事態となった。
海水の定期検査で多量のバクテリアが検出され、ワイマナロ・ビーチとサンディ・ビーチ・パークの中央エリアにも警告が発令された。ハナウマ・ベイでは100ミリリットルあたり393、ワイマナロでは213、サンディビーチでは583の腸球菌が検出された。
子どもや高齢者、 免疫力の弱い人は注意
腸球菌検出の基準となる数値は100ミリリットル中130以下で、この数値が水中に存在するバクテリアやウイルス、原虫、寄生虫等の微生物の量が人体に影響のないレベルとされている。基準を超えて汚染された水の中を泳いだ場合は健康を害する恐れがあり、特に子どもや高齢者、免疫力の弱い人は注意が必要だ。 保健局は「幸運なことに、罹患する症状は不快ですが通常重くはなりません。ほとんどの場合治療がいらないか、多少の治療によって快方に向かい、長期的な健康への影響はありません」と述べた。 排泄物由来の病原体に汚染された水の中を泳いだ場合に罹患する最も多い症状は胃腸炎。他には耳や目、鼻、のどの感染症が起きる可能性がある。
警告が発令されたビーチには、水質サンプルのバクテリア検出数値が基準値以下となるまで看板が掲示された。警告の解除を含む最新情報は州のクリーン・ウォーター・ブランチのサイト808ne.ws/waterupdatesで確認できる。
(日刊サン 2018.02.17)