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♡世界のナチュラルな泥風呂おすすめスポット【世界の美容事情トレンドニュース】

Bynikkansan

1月 22, 2018

世の中、デトックスブーム。今年はマッドバス(泥風呂)が以前に増して注目を集めそうです。抗炎症作用、デトックス、そしてとてもリラックス効果の高いマッドバス。自分のお風呂でマッドパックを買ってセルフケアするのも良いけれど、自然の中でマッドバスに入れたら最高ですよね。そこで世界のベスト・ナチュラルマッドバススポットをご紹介しましょう。

 

まずはコロンビアのカルタヘナにあるトトウモ火山。カルタヘナはユネスコの世界遺産に登録されている街、そこから車で1時間ほど北に行くと不思議な火山があって、粘土質の地中から湧き出す炭酸ガスが泥を持ち上げて山のようになっているのです。火山の温度は27度程度で暑くも寒くもないちょうどいい温度。泥の中に入ると身動きがつかなくなってしまいますので、みんなゲラゲラ笑って楽しそう。深いのですが不思議と沈むことはなく、ここに浸かって泥パック。その後はお肌がツルツルになります。

 

続いてはカリフォルニアのカリストガ。ワイナリーで有名なナパバレーの北部にあり、ここは温泉保養地です。その温泉と天然の火山灰で作られた泥のお風呂で、泥パックや泥のマッサージが体験できます。老舗は、Dr Wilkinson’s Hot Springs Resort。60年以上マッドバスを提供しています。他には、Indian Springs、Golden Havenが人気です。 ニュージーランド、ロトルアにある、ヘルズゲート・ジオサーマルパーク&マッドバススパ。こちらは先住民のマオリ族が所有している地熱地帯。泥の火山の温泉に入ったり、硫黄質の温泉でくつろいだりして、700年に及ぶ歴史ある伝統のヒーリング&デトックスが体験できます。

 

そして、韓国のボウリョンでは毎年7月にマッドフェスティバルが行われています。毎年多くの観光客が集まり、西海岸最大の海水浴場では美容効果の優れたマッド体験と海水浴を楽しむことができます。マッドプールスライダーや大型マッド風呂など会場では楽しいイベントが満載で、泥とトマトを投げ合うプログラムなどもあります。この街にはいっぱいマッドスパもあるので是非体験を。

 

続いては、パラオのミルキーウェイラグーン。ダイビングスポットとしても知られているパラオですが、このミルキーウェイの入江の底に溜まっている白い泥には美白効果があると注目を浴びています。これを身体中に塗ってスクラブすれば、長寿効果もあるとか!

 

また、トルコのマルマリスにも人気のマッドバスがあります。ダリアンという街にあって、その昔、クレオパトラもこの地域を訪れ、泥を体に塗っていたそうです。マッドバスや温泉も良いですが、その他にも古代遺跡を見学したりウミガメを見たりと、見どころ満載の街です。

 

そしてマッドバスといえば、死海。世界でも一番早くヘルスリゾートを作ったのがここ。イスラエル、ヨルダン川西岸地区、ヨルダンと接する塩湖。濃い塩分濃度によって浮力が大きいことで知られています。ミネラルが大変豊富な黒い泥が付近のリゾート施設で美容トリートメントに使われています。

 

ルーマニアのテッケルギョル湖。ルーマニア黒海沿岸の都市、コンスタンツアから南へ17キロ行ったところにあり、黒い土を全身泥美容として使うことで人気。たくさんのミネラルを含んでいるので、塗るだけでたくさんの汗をかき、美肌効果やリウマチ効果もあると言われています。観光客が毎年多く集まり、セレブもお忍びでやってきます。特に夏場は混雑し、街には多くのスパがあります。

 

アイスランドのブルーラグーン。ここは面積約5000平方メートルを誇る、世界最大の露天風呂。ブルーがかった乳白色の温泉です。皮膚病治癒の効果もあり、世界各地から多くの人が訪れます。温泉から取れる沈殿物の白い泥が肌に良く、クレンジング効果が高いと人気で、ミネラル、ケイ素、塩分など、様々な成分を豊富に含んでいます。この泥の入った壺がこのブルーラグーンのあちこちに置かれているので、自分で顔や体に塗りつけて使用します。

 

最後におすすめなのはギリシャのサントリーニ島の向かいにあるパレアカメニ島。ここはボルケーノで、かつては大爆発を起こしたことから一部が陥没していますが、独特の景色の美しい島です。ここの水は鉄分やマグネシムが豊富。船に乗って行くと、いきなり海の色が茶色に変わってくるのですが、そこが温泉になっているのです。例えば硫黄のようなお湯の匂いはほぼありません。泥が溜まっているので、ツアーで参加している人たちはそこでみんな泥パックをします。水温は20度から場所によっては36度くらいあるところもあります。

 

世界にはたくさんのナチュラルマッドバスに入れる場所があります。いつかは贅沢に、そんな自然のパワーの恩恵を受けに行くのも楽しそうですね。

 

Writer:内田佐知子