ディズニー映画『モアナ』が放映されて以来、ウィリアム・ヴァアナさんは周囲の注目を集めている。その理由は彼の外見が、ハワイ出身のドゥエイン・ジョンソンが声優を務めたキャラクター、半神半人の『マウイ』に生き写しだからだ。
「周囲の反応に圧倒されていますが、子供たちが目を輝かせて笑顔になるのを見るのは嬉しいです。子供達は大声を上げて寄ってきます。素晴らしい気分ですよ」と、ヴァアナさん。
「個性を出したくて髪を伸ばしていましたが、映画を見た後は自分がマウイにそっくりであると気付きました」と話す彼は、長髪で体にはポリネシアン・タトゥーが彫られている。自身がマウイの分身であることを認め巨大な木製の釣り針も持ち歩くようになった。
さらに彼の姿を映した動画が公開され、ハワイ中の多くの人にもその存在が知れ渡った。 コスコ・カポレイ店のレジで働くヴァアナさんと、その姿に喜ぶ2人の娘の動画を公開したのは、地元ラジオでホストを務めるレラ・リヴィエラさん。
娘のライリーちゃんは「彼がチーフー!って言うところが大好き」と話す。 動画公開後に一躍時の人となったヴァアナさんは、マイリ在住の33歳。マウイのトレードマークである「チーフー!」を真似て人を笑顔にすることを純粋に楽しんでいるという。すでに子供達のパーティにマウイとして参加もしており、今後も続けていきたいと述べた。