何気に過ごしている日々の生活の中でも、気をつけて意識を向けてみると、小さな奇跡で溢れている。
朝、目が覚めてふと、「私はどんな人生を送っていきたいのか?」と考えることがあった。すぐに、ある漢字が心に浮かんできた。それは、「希望」という二文字。私自身、これからも人生に希望を持ってい生きていきたいし、まわりの人たちに希望を届けることができる、そんな存在でありたいな!と強く思った。
その日の午後、用事があって郵便局に出掛けた先でのこと。普段は、局員さんの名札など見ることもないのに、ふと目が名札にいった。びっくりして二度見してしまったのだけれど、局員さんの名札には、「希望」と書かれてあった。あまりにもすごい偶然に驚いた。何か、見えない力に「そうですよ、希望です」といわれたような気がした。
ある時は、こんなことがあった。仕事でどうしても、翌日のうちに決断をしなければならない大事なことがあった。ぎりぎりまで、やるべきかそれともやらざるべきなのか、答えが全く分からないまま途方に暮れていた。
私は宇宙にむかって、「どうすればいいか、ヒントをください!」と心の中で祈り、翌朝を迎えた。お願いしたことは、その後すっかり忘れていたのだけれど、仕事場へと向かう道中、普段は会わない友人とばったり!偶然にも、その人を介してまさに今の私に必要だったドンピシャな答えが、偶然の会話の中から現れた。
びっくりしすぎて、宇宙に向かって「ありがとうございます!」と何度も感謝したことがある。
書き出すと切りがない程、小さな奇跡から大きな奇跡まで身の回りに面白いことがたくさん起こっている。最近、特に不思議なことが多いなと感じていたけれど、実は、今までも同じように奇跡は身の回りにたくさん起こっていたにも関わらず、自分が小さな奇跡に今まで気づけていなかっただけだったのではないかと思う。
ただの偶然と捉えるか、起こることには全部意味があると捉えるかは自分次第。どちらが正しいなんてこたえはない。ただ、もうこの先二度とやって来ない今日という1日が、「奇跡で溢れている」と思ってワクワク気分で過ごすのか、「今日もまた代わり映えしないいつもの1日だ」と思って生活するかで、その先の未来は桁違いに変わってくると思う。
今年も、あと、数日となりました。読者のみなさまは、来年、どこに出掛けて、誰と過ごし、どんな出逢いが待っているのでしょうか。
新しく迎える2018年が、みなさまお一人お一人にとって、笑顔溢れる自己最高記録を塗り替える程に素敵なことがある、そんな奇跡溢れる1年になりますように。
(日刊サン 2017/12/27)
大森 千寿 香川県生まれ。一人っ子。8才の時に韓国ホームステイを経験。12才の夏休みはオレゴン州にホームステイ。16才でオレゴン州のハイスクールに1年間留学。2003年自分探しで訪れたNYで運命の人と出逢い国際結婚。2010年ハワイにホテルコンドミニアムを購入したことがきっかけとなり、ハワイで過ごす時間が増える。現在はアーティストで夫のアダムウェストンのマネージメントをしながらハワイ、NY、日本を拠点に活動中。 |