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ハワイ観光局によれば、11月の座席数は5%増加し1月から11月までで1番多い増加率だった。シゲティ氏は、バージン・アメリカ、スクート、ユナイテッド・エアラインズ、デルタ・エア・ラインズの4社が12月にハワイへの新路線の増加や在来路線を拡張させたと述べ、数カ月後にはハワイアンエアラインズが本土とネイバー・アイランドを結ぶ便を4便就航させる予定だと加えた。
ハワイでは観光業が最大の産業であり主要な雇用、収益、税収の供給源であるため、観光業界の2017年の成長は州の経済も潤した。シゲティ氏によると、1月から11月までの観光による税収は前年同期と比較して1億950万ドル増加し、17億7000万ドルに上った。ハワイ観光局のレポートによれば11月の観光客消費額は12億9000万ドル。昨年11月の12億3000万ドルから4.5%、約6000万ドルの増加となった。1月から11月までの合計消費額は151億ドルとなり、前年同期の142億ドルから6.6%増加した。11月の観光客消費額は訪問者数の増加によって引き上げられたものの、1人の1日あたりの平均消費額と、滞在日数は若干の減少を見せた。11月の平均滞在日数は8.6日で、前年同月は8.67日だった。1日あたりの平均消費額は200ドルとなり、前年同月の204ドルから1.8%の減少。11月の訪問者数は7.3%増加し、これらの小さな減少を帳消しにした。
ハワイで最も多い合衆国西部からの訪問者は、9.1%増加し32万2195人。合衆国東部からは4%増加し13万2683人だった。日本からの訪問者は0.2%増加し、13万168人。カナダからは18.4%急増した5万1785人を迎えた。他の地域からの訪問者数は11.9%増加し、10万1688人で、クルーズ船での到着は1.2%減少し9784人だった。
DBEDTは2018年はより緩やかなペースで成長が続くと予想。観光業界の拡大9年目を迎え960万人の新たな記録を視野に、2.3%の訪問者数の増加予想を発表した。
(日刊サン 2018. 1. 6)