「晃」から「彩季」へ。
よりフレッシュに、さらに愛される 和ダイニングとなった、食の町カイムキのニューフェイス
食とサービスで日本を味わう
「心機一転。アラモアナから移転し、漢字名も新たに変えて、10月26日、カイムキにグランドオープンしました」と、若々しい笑顔で話してくれたのは、マネージャーのエリックさん。
アラモアナの「晃」時代も、「海外の和食店のレベルを超えている」「ハワイに来るたびに必ず寄ってしまう」と、味に敏感な日本人からの人気は絶大だったが。
「『彩季』では、毎日羽田から食材を直送しています。そしてその日のうちに使い切る。日本国内と同じお寿司やお刺身を楽しんでいただけます。また、アラモアナ時代はガスを使っていた焼き鳥を、カイムキでは炭火で焼いています」
メニューに関しても少なからず違いがある。カリフォルニアロールなどのアメリカナイズされたメニューを外し、細巻きを充実させるなど、より本格的な「和」の味を提供している。以前はなかったランクの高いお酒も取り扱いを始めた(お気に入りのお酒をおひとり5ドルで持ち込みも可能)。
お客様第一のサービスはそのままに、メニューの内容をグレードアップしたのだという。(といっても、お値段はあいかわらずリーズナブルと評判だ)
新鮮素材をさばくのは、京都や銀座の高級料理店で働いていた料理長。
サービスの基本は目配り、気配り、心配り。察すること、すぐに対応すること――エリックさんの口から出るお客様対応はとことん日本的だ。それもそのはず、エリックさん自身、いまや隠れた名店の宝庫とも呼ばれる東京赤羽の有名焼き鳥店で修行を積んできた。
「多くのお客様に日本の味とサービスを楽しんでいただける和ダイニングを目指しています」
おいしさと栄養のWin-Win(ウィンウィン)
人気メニューの筆頭は、炭火の香ばしさがしみじみ嬉しいジューシーな焼き鳥。好みをアラカルトで頼むのもいいが、「おまかせ5本盛り合わせ」もワクワク感がある。
ほかにも人気の品は少なくないが、意外なのはサラダ。先日も地元TVニュース番組で、いかにアメリカ人が野菜を摂らないか、またローカルの司会者まで「野菜はあまり食べない」と放映していたが。 「彩季サラダ」はローカルにも大人気なのだという。新鮮野菜の上に載ったオニオンチップと、甘みと酸味が絶妙な自家製ドレッシングがその理由。
この季節、特にウレシイ温かさ
ハワイといえども冬は来る。11月から4月頃までは肌寒い朝夕も多い。そんなときにありがたいのが、鍋ものだ。
『彩季』では、アラモアナ店からの看板メニューのひとつ「豆乳坦々鍋」のほかに、「牛もつチゲ鍋」が加わった。豆乳坦々鍋は、ソイミルクのまろやかさ、深みに固定ファンが。牛もつチゲ鍋は、鉄板で焼いたモツに、味噌ベースの旨みがあとを引くおいしさだ。
さらにおでんも登場。メニューの「ちくわぶ」や「玉子」「もち巾着」という字面からして、すでに心身が暖まる。 この冬季は、ぜひ「彩季」で鍋をつつきたい。
ランチ定食をスタート
カイムキに移転してからの大きな変化のひとつは、ランチのオープンが始まったこと。昼食においしい和食がいただけるのはありがたい。
ランチ定食は、「オリジナルポークカツカレー」から「彩季風ぶっかけうどん」「鮭いくら丼」など、真剣に目移りしてしまう10種類。ひとつしか選べないのが悩ましい。テイクアウトオーダーもできるので、カイムキ周辺で働いている人達にとっても強い味方だ。
くつろげるローカルタウン、カイムキに新たに登場したオープンエアの和ダイニング。ディナー時には居酒屋としてはもちろん、「お味噌汁やご飯、焼きおにぎりもあるので、アラカルトメニューと組み合わせて、定食レストランとしてもご利用いただけます。ご家族連れの方もぜひどうぞ。お待ちしております」と、エリックさん。
どうせなら、昼食にも夕食にも、どちらにも利用してみたい。ディナータイムは予約を入れることをおすすめする。 食の町カイムキに、また足を運びたい店が増えた。
忘年会・新年会コース ※コースは4名様から承ります。
家族や友人、仕事仲間と集まりたいこの時期にピッタリの、忘年会・新年会コースが登場! 季節柄ふさわしい定番人気の鍋コース、バラエティに富んだおすすめメニューが試せる彩季コース。さっそく予約を入れたい。
鍋コース $35(1名様)
季節の前菜3種盛り合わせ 彩季サラダ 鮮魚のお造り3種盛り合わせ 豆乳坦々鍋又は牛もつチゲ鍋 ラーメン又はうどん 本日の甘味
彩季コース $50(1名様)
季節の前菜3種盛り合わせ 彩季サラダ 鮮魚のお造り3種盛り合わせ 季節の天ぷら盛り合わせ 炭火焼き鶏 2本 海鮮ちらし寿司 本日の甘味
ランチ 11:30am~2pm ディナー 5pm~10pm
(金土~10:30pm) 月曜定休
TEL 462-6267
1137 11th Ave. Honolulu (ヒマラヤン・キッチンの下)
彩季 AKI(あき)