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第60回グラミー賞のリージョナル・ルーツ・カテゴリーの最終候補に、3人組グループのホ・オケナと、ジョッシュ・タトフィ氏のハワイアン・ミュージックのアルバムが選ばれた。他にもハワイ生まれの歌手、ブルーノ・マースやベット・ミドラー、映画『モアナ』で主演を務めたアウリィ・カウヴァーリョがノミネートされた。グラミー賞授賞者は1月28日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで発表され、授賞式はCBSで放送予定。
タトフィ氏は2枚目のアルバム『プア・キエレ』がノミネートされたと知り、興奮したと語る。「言葉では表せません。祝福された気持ちになる偉大な出来事の1つである事だけは確かです。何よりも私の音楽を皆さんが聞いて下さって嬉しいです」と述べた。同氏は2017年のナ・ホク・ハノハノ・アワードで男性ボーカリスト賞とアイランド・ミュージック・アルバム賞も受賞している。
タトフィ氏とは対照的にホ・オケナは30年間活動を続けているベテランで、以前にも2度グラミー賞にノミネートされた経歴を持つ。今回ノミネートされたアルバムは『ホ・オケナ3.0』。メンバーはホレス・ダドイト氏、クリス・カマカ氏、グレン・スミス氏の3名。ブルーノ・マースはアルバム「24Kマジック」を筆頭に6部門でノミネート。CBSで11月末頃ツアー・ライブの特集番組も放送された。ベット・ミドラーはブロードウェイのキャストと発表した「ハロー、ドリー!」でソロを披露しベスト・ミュージカル・アルバム部門でノミネート。アウリィ・カウヴァーリョが歌いリン・マニュエル・ミランダが作曲した「How Far I’ll Go」が映像部門楽曲賞、「モアナ:ザ・ソングス」が映像部門サウンド・トラック賞にノミネートされた。
(日刊サン 2017.12.9)