日刊サンWEB

過去記事サイト

医療保険に加入なさっている皆さんはカバレッジの内容をどの位ご存知ですか?  

 

主なものとしてPPOプランとHMOプランというものがあります。

●PPO (Preferred Provider Organization) 自分の好きなドクターを選ぶことができ、主治医を通さなくても、専門医に直接相談することができます。

●HMO (Home Maintenance Organization) 主治医を通してすべての医療サービスの手配がされます。

 

医療保険にはIn NetworkとOut of Networkがあります。簡単に説明しますと、現在加入している保険会社がお医者様や病院と提携しているかどうかという事です。

 

●In Network 医療機関が提携している場合

●Out of Network 医療機関が提携していない場合  

 

通常In Networkの医療機関を使うと費用が安く、Out of Networkの医療機関を使うと自己負担が大きくなりますが、特別な手術や治療が必要な場合、自分の希望の医療機関を選び、納得のいくサービスを受けることができます。

 

●Co-Insurance 自己負担が%で示されている

●Co-Payment 自己負担が$で示されいる

●Deductible 控除免責額(保険が始まる前に個人が支払わなくてならない額)

●Out-of-Pocket Maximum 最高自己負担額  

 

保険会社を選ぶ時には毎月の保険料が安いからと飛びついたり、ドクターの加入リストに記載されていても提携をやめている場合もありますので、お世話になっている主治医や専門医がすべて受けてくれるかどうか確認する必要があります。  

 

また毎日飲んでいる薬の料金は保険会社によって異なりますので、料金を確認することをおすすめします。最悪の場合、保険でカバーされないケースもあります。  

 

プランによっては特約としてデンタルのプランを付けることができますが、係りつけの歯医者さんに確認の上、加入して下さい。加入したけれど、保険が使えなかったというケースもあります。  

 

医療保険は大変奥が深く、知れば知るほど、慎重に選びたいものです。今は元気でも、病気になった時、ご自宅の近くに病院やクリニックがあるかどうかも考慮してください。  

 

毎年プランの内容が変更になっていますので、通知を読むのは面倒な方は専門家に相談し、内容を把握してください。

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

シニア医療保険スペシャリスト 問合せ先:[email protected]


 

 

(日刊サン 2019.10.18)