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ホノルル警察の77人の職員が6日から、携帯カメラを体に装着する試験プログラムを開始した。30日間続く試験ではアクソン社が開発したカメラを胸部に装備した職員がストリートを巡回する。もしも警察官とすれ違った時に胸に付いた赤いライトが点滅していたら、録画中のサインだ。
警察職員は要請の度に毎回録画を始めなければならない。「出動中にカメラのスイッチを入れられなかった場合、巡査部長への報告が義務付けられます」とホノルル警察広報担当のラーデ・ヴァニック氏。試験プログラムに参加するの午後2時から11時まで勤務する第3シフトの職員。ホノルル警察は、最も多種多様な事件が発生するこの時間帯を試験対象に選んだ。
シフト終了後に職員はその日の録画記録を提出する。「勤務終了後にカメラを接続し安全なサーバーへ録画記録をアップロードします。この操作に少し時間を要しますが、サーバーの動画は他の刑事や必要に応じて検察官も視聴が可能です」とヴァニック氏は述べた。
ホノルル警察は全職員にカメラを装備させるのに必要な金額については不明だが、記録を保存する費用が膨大な額となることは確かだと話す。「現在の記録方法でプログラムを続けるには、毎年多大な予算が必要となるでしょう」と同氏は加えた。
当初この試験プログラムは9月に開始される予定だったが、記録媒体と検察庁に動画を提出する問題が懸念され実施が延期されていた。
(日刊サン 2017. 11. 11)