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カメハメハ・スクールがワイアラエ・アベニューとフナカイ・ストリートの角にあるカハラ・スクエアの再開発を進める。現在は3エーカーの土地にアイランド・アージェント・ケアやシェルのガソリンスタンドを含む20件のテナントが並ぶ。
開発計画のシニアマネージャー、シャロン・ギー氏が、カハラ・スクエアのインフラは老朽化しており新しい小売店や飲食店が必要だと述べ、再開発後は『カハラ・マーケットプレイス』に改名すると発表した。「複合商業施設をアップグレードする予定です。旗艦店となる食料品店やテーブルサービスのレストランとカジュアルレストランの両方に加え、小売店やサービスも充実させます」と同氏。現在スクエアにある店舗は全て取り壊されるという。ギー氏は、デザインに自然やオーガニックの要素を取り入れる予定で、駐車場も拡大し500人の雇用を創出する見込みだと加えた。「このアップグレードによって、改良されたもの、全く新しいもの、エリアをより良くするものが揃いコミュニティには利点となるでしょう」
しかし、再開発計画に全員賛成というわけではない。カハラ・スクエアで1年以上前から『タコス・ザラーテ』を営業しているオーナーのポール・ザラーテさんは、売上げはどんどん伸びていると話す。しかし、計画により移転を迫られる。「再開発後は賃貸料が現在よりも値上げされるでしょう。もう移転先を探し始めました。ここにあるほとんどのテナントは10年以上営業していますが、その多くが立ち退かなければなりません」と述べた。ギー氏によれば、現在のテナントのいくつかは存続できるよう試みているが、最終的なリストはまだ出来ていないという。
カハラ・マーケットプレイスの着工は2018年秋に始まり、2019年年末に完成予定。現在の店舗は2018年8月から取り壊し作業が開始される。
(日刊サン 2017. 11. 4)