合衆国農務省が発表した最新のレポートで、昨年のハワイの養殖水産物合計出荷額が7570万ドルとなり、2015年の7620万ドルよりも0.7%減少したことが明らかになった。
2014年には7820万ドルを記録し、2012年の5570万ドルから40%増加していた。2013年のデータは比較対象に値しないとされ非公開。
栄養サプリメントの原料となる海藻類の2016年の出荷額は3430万ドルで前年の3380万ドルより1.6%増加した。他の貝類、ヒレ類、観賞魚については、競合会社同士で販売額を推測されるのを避けるため開示されない。ハワイではエビ、牡蠣、モイ、ティラピア、コイ、エンゼルフィッシュ等も養殖されている。
2年連続で養殖産業が落ち込んだ原因は、急成長の後の安定期に入ったためだとレポートで述べられている。2012年のレポートではハワイ内の養殖場数が約70とされているが、その後のレポートでは養殖場数について報告されていない。養殖産業に従事する労働者数は500人で、前年の406人より増加した。
(日刊サン 2017. 11. 4)