南南西の巨大なうねりのため、オアフ島のライフガードは2日続けて忙しい日々が続いた。このうねりのためにハワイ島では死亡者が出ている。
オーシャンセーフティの職員によると、1日午後4時までにライフガードは57人を救助し、754件の事故防止措置をとった。南岸沿いでは、波の高さは12フィートに達していた。
ハワイ島沖では、26歳のカイルア・コナの男性が、月曜日にハワイ・ビーチパークの自然エネルギー研究所沖で高波に巻き込まれて死亡したとみられている。警察の発表によると亡くなったリチャード・ディムビーさんは、午後5時45分頃、水深約25フィートの場所で発見された。
オアフ島のオーシャンセーフティ当局は、更なる事故発生を懸念して、追加の救助船の準備を進めていた。月曜日に行われた救助のほとんどは、実際に救助船を用いていたことが、オーシャンセーフティの報告によって確認されている。 同局は、海の利用者たちに、危険性が高まっていることに注意を促し、危険な状況の中で自分の能力を試さないよう警告していた。
しかしながら、月曜日、大波の魅力は、街に住む何百人ものサーファーやボディーボーダー、その他のビーチゴアに対して影響力があることが証明された。
ライフガードらは、壊れたボードやリーシュの事故を報告し、海のコンディションが自分の能力を超えていたサーファーたちを助けた。
先週土曜日にハワイに到達し、月曜には小さくなると当初予報されていたこのうねりは、南太平洋の強力な低気圧に起因している。
日曜日、ライフガードは、17人を救助し、600件近い事故予防措置をとった。
高波注意報は、すべてのハワイ諸島の南岸に火曜日午後6時まで発令された。
強力な砕波や波打ち際の波、沿岸の逆波などのために、泳ぐのは危険になる可能性が高いため、市民に注意が促された。
南岸にはもっと小さいうねりが到達し、南岸に打ち寄せる波は、週半ばには6から10フィートになり、徐々に小さくなると予報されている。
東太平洋で発生した「ハリケーン・アンドレス」によって生じた東の長いうねりが、週半ばにハワイに達することも予報されており、東海岸沿いは週末までに注意報のレベルが指定されるとみられている。加えて、ゆるやかな北西のうねりが、金曜日にハワイに達し、週末まで滞留する可能性がある。