コナ国際空港@PIXTA
日本航空(JAL)機がコナに15日に降り立ち、7年ぶりの直行便再開を果たした。ハワイ観光局は、東京の成田国際空港と毎日運航する便が増加された事で、税収入が980万ドル増え900人の雇用が生まれると予想している。
199席を収容するJALのボーイング767-300ERがエリソン・オニヅカ・コナ国際空港に到着すると、デービッド・イゲ知事らが出迎え、就航再開を祝った。
「コナにJALが戻ったことを歓迎しています。ハワイ第二の国際空港へと成長中のコナへの直行便が毎日運航され大変嬉しいです。JALはその素晴らしいサービスをハワイ州へ60年間提供し、観光業界や経済を支援し拡大する重要な役割を担っています」と、イゲ知事は述べた。
JALは、東京、大阪、名古屋とホノルルを結ぶ直行便を毎日合計6便運航している。
成田空港からハワイ島への直行便も1996年7月から運航されていたが、2010年10月にJALが事実上倒産し日本政府から会社更生法が適用されて以降、直行便の運航は停止されていた。
昨年12月には、ハワイアン航空が東京の羽田国際空港とコナ間の運航を週に3便開始した。
合衆国上院議員のメイジー・ヒロノ氏は「ハワイと日本の絆は強く、直行便の再開はハワイの観光と経済を成長させるでしょう。2010年に閉鎖されたコナ国際空港の税関施設の再開も、国際的観光市場でハワイ島が拡大する機会となります」と述べた。
合衆国税関・国境警備局は、ハワイアン航空の羽田空港間との就航に備えて昨年12月から一時的な連邦検査施設を再開している。
(日刊サン 2017. 9. 23)