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ハワイのリーダー達が段ボールと毛布を持って集まり、州議事堂の冷たいコンクリートの上で一夜を明かすイベント『サルベーション・アーミー主催CEOスリープアウト』が昨年に続き今年も9月22日午後6時から23日午前6時まで開催される。
このイベントはハワイの有力者がホームレスへの理解を深め、ホームレスを支援する新しいアイディアを生む事を目的としている。
昨年参加したオハナ・ヘルス・プランの代表スコット・シヴィック氏は、とても不安を感じる経験だったと話す。
「周囲の人が動き回り、サイレンの音が響き、風で段ボールがガサガサと鳴る音に囲まれていると一晩のうち深い眠りにつけたのは1時間程度に感じました。想像よりずっと実のある経験となりました」と、同氏。
ハワイ郡が8月にオールド・コナ・エアポート・パークからホームレスを一掃して以来、追い出された一部の人はサルベーション・アーミーの所有地に移動しており、イベントの主催団体にとってもホームレス問題は一層身近となった。
サルベーション・アーミーのハワイ・太平洋諸島支局長ジョン・チャムネス氏は「彼らを追い出して個人の状況を悪化させるつもりはありません。解決策を生み出して支援したいと考えています」と語った。
(日刊サン 2017. 9. 16)