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サーフコ・パシフィック社とトヨタが提携し、スマートフォンで管理するレンタカーサービスを開始する。車を借りる手続き、ドアの開閉、エンジン起動の全てをスマートフォンのアプリで行うサービスで、今年後半に稼働開始予定。
トヨタのプリウスをカカアコの住宅の周囲に20台配置するという。短期間の車のレンタルのプロセスが迅速化されており、使用者の登録、車の予約、乗車のどの段階でも人を介する必要がない。登録とバックグラウンドのチェックはアプリで行い、スマートフォンのブルートゥース接続で送られるデジタル・キーで車を操作する。
使用者は18歳以上に限られ、使用後は借りた時と同じステーションに返却。価格は市場のレンタカーサービスと同等に設定される予定。
全米で初めてトヨタが提供するカーシェア・サービスとなり、サーフコ社のマーケティング・マネージャーのケイシー・ニシムラ氏は「ハワイは交通や移動の新しい選択肢を試すのに最適の場所です。特にカカアコは渋滞と駐車の状況に問題を抱えており、このサービスを試験する場所として合理的です」と述べた。
サービスの名称はサービス開始日が近づいてから発表される予定。サーフコ社は現在マナプナで5台の車両の技術試験を実施しており、この結果によってサービス開始日も決定するという。
(日刊サン 2017.8.26)