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掛け捨て保険は定期保険とも呼ばれ、英語ではTerm Insuranceです。

 

どんな保険でしょうか?  

定められた期間の保障がある保険で、保険会社によりますが、10年、15年、20年、25年、30年の中からご自分のニーズに合った期間を選ぶことができます。

 

ケース1

不動産を購入して、30年のローンがあるご夫婦はローンの額の生命保険がお互い必要となります。夫婦どちらに万が一の事が起きても困らないように、ローンの返済ができるようにしなくてはなりません。

 

ケース2  

お子様がいる家庭では子供が大学を卒業するまでの教育費のために、ご主人が多額の定期保険に加入なさいます。大学の授業料は毎年高騰していますので、万が一の事が起きた時、残された家族が生活に困らないようにするためです。

 

ケース3  

30代の若いカップルでしたら、$1,000,000の定期保険でも保険料は大した額ではありません。35歳の健康体の男性の保険料は月$68.98、女性の保険料は月$58.23です。

 

ケース4  

母子家庭の方は、ご自分に万が一の事が起きた時、残された子供が大学を卒業できるよう、対策を取っていらっしゃいます。

 

特徴として  

保険料が安く、ある期間だけの保障が必要な方には大きなメリットとなります。安心料として考えれば、安いものです。途中でキャンセルしても、掛け捨てですので、解約返戻金はありません。特約を付ければ、保障期間が終わった時点で支払った保険料の全額を受け取ることもできますので、サイドに貯金していたようなものです。  

 

掛け捨てタイプと積み立て型タイプを比較してみると、どちらが得でしょうか?  

どちらが得、あるいは損というものではないようです。積み立てタイプの保険は、保険料が掛け捨てより高く、解約した時に戻ってくる解約返戻金がどのように設定されているかしっかり把握して、加入することをお勧めします。専門家からきちっとした説明を受けて、それぞれのタイプの特徴をよく理解した上で、ご自分に適している保険をお選びください。

 

(日刊サン 2017/6/23 )

 

横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

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