いつも使っているバス路線。このバス一体どこまで行くのだろうと思ったことはないだろうか?
気になったのなら調べてみようということで、行ってきたのは始点から終点までThe Bus 沿線の旅。今回は6番線!
さてさて、6番線のルートにはどんな景色が広がっているのだろう?
スタートは、アラモアナセンター・ノードストローム前のバス停から!このバス停にはマノアとダウンタウン2つの方向に向かう6番線が停車する。最初に「マノア方面へGo!」ということで、6 WOODLAWN DRIVE via East-West Road<のバスへ乗り込んだ!バスはカヘカのドンキホーテ前を通ってキングストリートへ。
真っ白な鳥居
祀られているのは天照大神のお兄様
石鎚神社
S King St + McCully St (Stop: 856)のバス停で降りると、正面に見えるのは、印象的な真っ白な鳥居。石鎚神社は、愛媛県にある西日本最高峰石鎚山を神体山とする神社の分社。お祀りしているのは、日本書記や古事記で伝えられるイザナミとイザナギの第二御子の石鎚毘古命(いしづちのみこと)。つまりは天照大神の兄にあたる。
家内安全、病気の平癒、農業・工業・商業・漁業の繁栄、学業の成就、厄除けなどの効験があるのだとか。二拝二拍手一拝。御朱印と御神米、開運・招福カードはなんと無料。日本だったら良いご縁の語呂合わせ115円をお賽銭として賽銭箱に投げ入れるのだが、はて、困った。ハワイの場合はどうしたらいいのだろう?とりあえず1ドル15セントを入れてみることに。(もはや縁(円)でもなんでもないのだけど、習慣というのは変えられない)とにかく「ありとあらゆる良いことがありますように!」という漠然かつ欲張りなお願いをして石鎚神社を後にする。
きなこと黒ゴマの豆乳ラテ!?
ヘルシービーガンカフェ
Peace Café
神社で気持ちがPeacefulになったところで、見つけたのがその名もズバリ「Peace Café」。高い天井に木目のある大きな無垢材のテーブル。
開け放たれた表戸と裏戸をハワイのここちよい風が吹き抜けて、なんだか普段よりゆっくり時が進むような不思議な時間が流れている店内。ここは、肉や乳製品を排除したビーガンの人々が集うカフェ。
人気メニューはピーナッツバターとパクチー、ゆず風味の人参サラダを挟んだベトナム風「ハノイ・サンドウィッチ」やひよこ豆たっぷりの「モロカン・シチュー」。そして飲み物も個性的。スタッフのお薦めは「ブラックセサミ・キナコ・ラテ」$3.95。豆乳・きなこ・黒ゴマと身体には良さそうだけど、どんな味?と恐る恐る飲んでみると、あら意外!きなこの甘みが豆乳にマッチしてすっきりとした飲み心地。なんだかみるみる健康になっていく気がする!
健康的な気分になったところで、6番線に乗ってUniversity Ave + S King Stの「ニジヤマーケット」の前で下車。ビルの2回にある小さなジム「EC Fitness」へ。
気になる部位を集中痩身!
ジムでパーソナルトレーニング
EC Fitness
エディーさんとハナさんのご夫婦が経営しているこのジムでは、体重を落としたい人、ボディーメーキングをしたい人など、目的に合わせたパーソナルトレーニングが受けられる。格安な料金と、フレキシブルに予約が取れるというのが理由で、このジムに通ってくる人が多いのだとか。初回クラスとカウンセリングは無料。「二の腕を引き締めたい!」とか「おなか周りをなんとかしたい」という人は、目標を定めてパーソナルトレーニングしてもらうのもいいかも。導入クラスは、3回で$99。激しいトレーニングがお好みという人には「ウォーリア―・トレーニングクラス」初級3回で$50もある。
身体を鍛えたところで、音楽を聴いてリラックス。交差点をわたり「Hungry Ear Records」へ。
アナログな音に癒される!
レアなハワイアンレコード店
Hungry Ear Records
このお店では、レアもののハワイアンミュージックのレコードやCDを扱っている。
「サザンオールスターズの関口さんもオープンの時にこの店に来たんだよ」とオーナーのワードさんは誇らしげ。「日本人のコレクターやDJも噂を聞きつけてここまで買いに来てくれる」特に「Babadu」と「Tony」の状態のいいレコード盤を扱う店は本当に少なくて貴重なのだそう。レコード特有の優しい響きでハワイアンミュージックを聞きたいというファンはまだまだ多いらしい。
オーナーのお薦めは「Kalapana」というバンド。「日本の人たちはジャズのテイストが混じったハワイアンミュージックが好きだからね。これはね、ハワイアンミュージックのAORなのさ。」
心地よい音楽でリラクゼーションした後は、この辺りの気になるお店をチェック。
特別な日に大切な人たちと
集いたいレストラン
The Willows
まずは「The Willows」。昔ハワイの王族たちがピクニックしていたという地に立つ美しい庭園と水のせせらぎを持つこのレストランは「特別な日」を彩るスペシャルな場所。
6つのプライベートルームとメインダイニング。ハワイでは大切な一歳の誕生日を祝う「ベイビー・ルアウ」や卒業パーティーなど何かをお祝いする大切な一日を「The Willows」で、という方が多いのだとか。この日も真っ白な薔薇の花束とデコレーションされたクッキーで、テーブルコーディネートをしているグループが!どうやら「ウエディング・シャワー」が行われるよう。
「私の特別な一日を大切な人たちと過ごすのにふさわしい場所としてこの店を選んだの」と花嫁のステファニーさん(右端)
ハワイアンや和食などビュッフェスタイルの料理がランチ平日$23.95、ディナーは$40.95で楽しめる。敷地内にオープンした「Karai Crab」は新鮮な蟹やエビなどを選ぶと、好みのソースで調理してくれる老舗Willowsのカジュアルレストラン。本家より値段も手ごろな上、キャンペーン期間中はWebページでクーポンも手に入るので要チェック。
お次は話題の「The Nook」へ。
隠れ家的カフェレストランで
食の新体験!
The Nook
知る人ぞ知る隠れ家的カフェ・レストラン。斬新な食材の組み合わせで新しい食の体験ができる。「ニジヤマーケット」の裏のパーキング内にひっそりと佇む、ちょっと分かりにくい場所にありながら、店内は新しくて美味しいものに敏感な学生たちのグループで賑わっている。
コジーな雰囲気がとても居心地がよくて、ついつい長居をしたくなる店だ。人気メニューは隠し味にケールを使ったエッグベネディクト、ポークベリーにモチワッフル。地産地消を目指すこの店では、野菜もお肉もなるべく地元産の新鮮なものを手に入れているとのこと。
「ウー・ラ・ココロング」や「チャイ・ハード」などユーモア溢れるネーミングのお茶も楽しい。
この辺りは、学生も多いせいか、気になるお店が続々とオープンしている。もう少しこの辺りを回りたいと後ろ髪をひかれながらも6番線に乗って、一路マノアへ。
マノアの山をぐんぐんと登るバス。モンキーポッドとクック・パインが仲良く並ぶ街路樹や、マノアの山に抱かれて人々が静かに眠るチャイニーズセメタリーなど、のどかな景色がバスの車窓を流れていく。
運悪くこの日、6番線はマノアの最奥アラニドライブ・ウッドラーンドライブの間が工事で通行止め。Woodlawn Dr + Alani Dr (Stop: 787)でバスを降りて、さてどうしたものかと思案していると、フランス人のようにカッコよく焼き立てバケットを2本抱えた男性が車から降りてきた。どうやらマノアの住人のよう。それなら、この辺りのことも知り尽くしているに違いないとお薦めの場所を聞いてみた。
男性はティムさんと名乗り、「お薦めのスポット?この道をアラニドライブまで戻って、山を登っていくとエキサイティングなハイキングトレイルがあるよ。」と教えてくれた。他にも「このバゲットはいつも買いに行くんだよ。Fendu Boulangerieというマノアマーケットプレイスにあるお店で、ここのパンは本当に最高だから後で行ってごらん。あと、観光客にはあまり知られてないけどAndy’s Sandwiches & Smoothiesも抜群にウマイよ!」
ティムさんに教えてもらった通り、ゆるやかな坂道をえっこら上って行くと6番線のAlani Dr + 3663 (Stop: 783)の前にハイキングトレイルのサインを発見。うーん、コレ、言われなければ見落としそうな地味~なサインだなぁ!
「ホントにここ?」という民家を通り抜けると突然のように鬱蒼とした深い森が広がる。まるで『ジュラシックパーク』の世界。マノアでハイキングといえば「マノアフォールズトレイル」が有名だけど、ここでは、中・上級者向けの「コロワルトレイル」とコーヒーの木などが自生している「プウ・ピアトレイル」の二つのハイキングコースが楽しめる。
どちらも、歩いた先には素晴らしい景観が広がっているらしいが、軽装で来てしまったリポーターは清清しい木々の香りと、鳥の鳴き声だけが響く森の静謐な雰囲気からたっぷりエネルギーを分けてもらって、「すみません。先を急ぎますので」と、まわれ右。でも慌ただしい日常に疲れたらリフレッシュをしに、またここに戻ってこよう。
森を出て、The Bus に乗ってマノアマーケットプレイスへ!ん?なにかカユイ?と思ったらあちこち蚊に噛まれた跡が。ハワイに来てから虫よけ対策などついぞしたことがなかったリポーターにはけっこう衝撃。皆さまには、マノアのハイキングには虫よけスプレーとムヒが必要だということを申し伝えておこう。
E Manoa Rd + Opp Kaonawai Pl (Stop: 1421)で降りて マノアマーケットプレイスへ!
ライチの果汁がじゅわーと広がる
サクサクのデニッシュ
Fendu Boulangerie
まずは、ティムさんご推薦のFendu Boulangerieへ。焼き立てパンの香りをかぐとなんて幸せな気分になれるのだろう。
「うちの店はヨーロピアンスタイルのパンを毎日ていねいに焼き上げているんだ。添加物は使わず、全てナチュラルで高品質な素材にこだわっているから美味しいのはもちろん、安心して食べてもらえるんだよ」とオーナーのニールさん。ラナイ島の5つ星ホテル「フォーシーズンズ」のエグゼクティブ・ペストリーシェフをしていたニールさんがこのマノアの地にベーカリーを開いたのは、この地がとても理想的だから。「マノア住んでいる人たちは、比較的高収入で、きちんと教育を受けているからね。食品の安全性にもこだわるし、美味しいものの価値が分かるんだ。」
店で一番人気は「ライチ・シュトロイゼル・デニッシュ」$2.35。早速お薦めをパクリ。ふぉぉお!サクサクと小麦を感じる香ばしいデニッシュ生地に、ほんのり甘さのライチの果汁がじゅわーっと広がって絶妙なハーモニー!ライチと言えば中華のデザートというリポーターの貧相な概念を見事に破壊してくれた。このペストリーを味わうためだけにわざわざマノアに足を運びたくなる美味しさだ。日本で評判のブーランジェリー、「メゾン・カイザー」や「ポール」にも負けていない。
さて、ニールさんにもマノアのお薦めのお店を聞いてみた。「『Asia Manoa』に行ってごらん。美味しい中華が食べられるよ。お気に入りのメニュー?うーん、あそこは何でもおいしいからなぁ。」マノアでランチ中の女性二人にも聞いてみるとやっぱり「Asia Manoa」の名前が挙がる。これは是非とも行かなければということで、
マノア住人お薦めレストラン2店をチェック!
毎日焼き上げるターキーと
たっぷり野菜のサンドウィッチ
Andy’s Sandwiches & Smoothies
まずは「Andy’s Sandwiches & Smoothies」。それほど大きくない店内に美味しいものを求める客がつねに列をつくっている。
「ここは最高」と3人組の女性が口をそろえる。早速オーナーのノーマさんに話を聞いてみた。「アンディーは私の夫よ。身体をこわしてしまったので私が引き継いでいるの。うちでは、毎日ローストしているターキーを使ったサンドウィッチが人気ね。サンドウィッチにつけるスペシャルなソースも美味しさの秘訣よ。」
スプラウトやトマトなど新鮮なオーガニック野菜たっぷりのサンドウィッチがヘルシーで地元の顧客にうける秘密らしい。
マノアロードをワイキキ方面に少し歩いていくと、左手にこんなところに劇場が?と驚く「Manoa Valley Theater」が見えてくる。その前を通って少し歩くと住宅街の一角に「Asia Manoa」が。
住人たちが絶賛!マノアのチャイニーズレストラン
Asia Manoa
こぢんまりと清潔感のある店内は、いつも地元のグルメ通でいっぱいだとか。どの料理もお薦めとスタッフのイヴォンヌさん。でも、その中でも人気は、大ぶりのタイガーシュリンプと、はちみつで香ばしく仕上げた「ハニー・ウォルナッツ・シュリンプ」$13.95。プリプリのエビの食感とカリッっとしたクルミの食感が病みつきになる美味しさ。
お洒落でスタイリッシュな雑貨が
日常生活をセンスアップ
Green Mountain
バスを待つ間、ぶらりとお散歩していたら、偶然見つけたオシャレなお店。それが「Green Mountain」。明るいオレンジの瓦屋根に真っ白な漆喰の壁というオシャレなマンションの1Fにあるセレクトショップ。明るくモダンな店内には、ハワイのライフスタイルにぴったりのデザインと機能性と備えた家具やアイテムがここちよいリズムで並べられている。
「マノアのアーティストの作品や、メイド・イン・マノアのオーガニックソープやボディークリームなど手に取って愛おしくなるようなものも集めてみました。」とグラフィックデザイナーでもあるオーナーのキョウコさん。例えば、日常で使うメモパッドやS’wellのお洒落なウォーターボトル。一緒にいる時間が長いからこそ、センスの良いものだと生活がより快適になる。
リリコイの甘い香りとミントのさわやかな香りをミックスした練り香水$12はこのお店の完全オリジナル。かわいい布製の袋に入っていて女の子のハートをキュンとさせるはず。ハワイのお土産としてもギフトとしても喜ばれることうけあいだ。
「スターバックス」の前からバスに乗ってマノアに別れを告げる。UHを超えてバスはサウスベレタニアストリートへ。
S Beretania St + McCully St (Stop: 813)のバス停で降りると、目の覚めるような水色と鮮やかなオレンジのコントラストというひときわ目を引く建物が!
ラタンの家具+ハワイアンプリントが涼しげ
Rattan Creations
看板には「Rattan Creations」の文字。なんのお店だろうと恐る恐る覗いてみると、「ハロー」とオーナーのアティンさん。「ここはインドネシアから買い付けたラタンの家具と、地元ハワイのトロピカルなプリントのクッションを合わせた家具のお店なの。オーダーメイドの家具も作れるのよ」広いラナイを持っていたら、こんな家具で海を見ながらくつろぎたい。
「Rattan Creations」を出て通りを渡ると「Made In Hawaii Foods」の看板が。
ハワイ産の素材を使った
ハンドメイドジャム
Made In Hawaii Foods
「こんにちはー」とのぞいてみると、KCCのファーマーズマーケットでお馴染の自家製手作りジャムのお店だ。「ハワイ産の素材を使った美味しいジャムが見つからなくて、じゃあ自分で作ちゃえと始めたのがこのお店なんだよ。」とオーナーのタッドさん。一番人気はリリコイバター$6.49とリリコイクリームチーズ$6.99。掌にすっぽりおさまるミニサイズ$2.49(バター)$2.79(クリームチーズ)はお土産にぴったり。他にもクッキーやドレッシングなどメイドインハワイの品が揃っている。マウイ島クラ産の大粒イチゴが入った大福を目当てにくるお客さんも多いとか。
さて、お土産も買って満足したところで、バスに乗って旅を続けよう。バスはサウスベレタニアのフードランド、ケアモクストリートのウォルマートの前を通って、アラモアナへ。アラモアナセンターの山側から海側へとぐるっとまわると、マノアの山の風景から一転、きらめく海の風景へ。6番線のバスの景色は本当に多様だ。
バスは、ワード・カカアコエリアへ。Ward Ave + Opp Halekauwila St (Stop: 767)で降りて目の前の「Pacific home」へ。
雑誌から抜け出したような
理想のハワイアンライフ
Pacific home
「ハワイに住むなら、こんなお部屋で暮らした~い」と理想のハワイライフを絵に描いたような家具がここにある。
ファニチャー・スペシャリストでプロジェクトマネージャーのキアラさんは「私たちには100以上のベンダーがいるのよ。家具はメインランドからのものが多いけど、アートやピローはローカルのアーティストのものなの。オリジナルのソファーにはサンセットビーチとかハワイの場所をイメージした名前がついているのよ。ハワイは美しい場所ばかりだから、それをイメージしているた家具も素敵になるわ」
なるほど。Life of Hawaiiがコンセプトにあるから、こんなにハワイにぴったりな家具ばかりなんだと納得。
バスに乗ってカカアコエリアへQueen St + Keawe St (Stop: 841)で珍しいお店を見っけ!
まるでカラフルなパレット!
何でも揃う刺繍専門店
Fiddlesticks too
Fiddlesticks tooは刺繍の専門店。まるでおもちゃ箱のように色とりどりの糸、ビーズ、ボタン、図案集やキット、ニードルポイントのプリントキャンバスなどに関するありとあらゆるものが所狭しと並んでいる。刺繍好きの人なら、何時間でもここで過ごせるに違いない。
「私たち、週末に刺繍のクラスも開催しているのよ。良かったら来てね」とオーナーのアデールさんはニッコリ。「すみません。私、超がつくほど不器用なんですぅ」と心の中で叫んだリポーター。店内に飾られた刺繍作品の完成度の高さに、「教えてもらって全く出来る気がしない」とたじろぐが、作品も購入できるし、眺めているだけでも楽しいお店だ。
カカアコエリアは今進化し続けている地区。新しいお店もどんどんオープンしている。
テイスティングイベントも開催!
ワインと日本酒の専門店
Wine Loft & Sake Collection
日本酒とワインのセレクトショップ「Wine Loft & Sake Collection」も今年1月にオープンしたばかり。
高級感のある店内には、手ごろな価格のものからハイエンドなものまで「他のお店では扱っていないようなワインや日本酒を揃えています。うちのお店と独占契約しているものもあるんですよ。」とスタッフのジョニーさん。「おいしいお酒は、人々を集わせて、楽しい時間を生みだしてくれるでしょ」お酒は、素晴らしいコミュニケーションツールというのがこのお店のコンセプト。
たまにテイスティングのイベントも開催しているので、是非フェイスブックをチェックしたい。ワインや日本酒を取り寄せてほしいとのオーダーにも応じてくれるとか。
このエリア「パウワウ・ハワイ」というイベントが行われ、ローカルと海外のストリート・アーティストたちのウォールペインティングがあちこちに。散歩がてらアートを眺めるのも楽しい。
さてさて、このまま一気にダウンタウンを抜けて6番線のもう一つの終点パウオアエリアへ。
Pauoa Rd + Kapaloala Pl (Stop: 4522)のパウオアエリアは住宅地。公園で子どもたちと遊ぶお父さんなど、のどかな光景が広がっていました。
このエリアでもなにかないかなと探していたらバスの窓から見えた小さなカフェ。
贅沢なサクサク感「ハワイのベスト・クッキー発見!」
KD Café Hawaii
Kanealii Ave + Pauoa Rd (Stop: 827)のバス停の角にある「KD Café Hawaii」。そっと覗いてみると店内からなんともいえない甘い香り。これはもしかしてクッキーの香り?
オーナーのケリーさんに尋ねてみると「そうなの。ここではホームメイドのクッキーを焼いているのよ。ちょうど焼き上がったところだから食べてみる?」
口にいれるとさくさくほろほろとほどけるような歯ごたえと、香ばしい香りが口いっぱいに広がって「ハワイのベストクッキー見つけた!」と思わず叫んでしまう美味しさ。
さきほど通り抜けたダウンタウンへバスは戻っていく。
6番線では往路はアラケアストリート、復路はビショップストリートを抜けていく。ダウンタウンのBishop St + S Hotel St (Stop: 834)のバス停で降りて、学生たちでにぎわうフォートストリートモールへ。
カリッと揚がったチキンと
甘じょっぱいタレがやみつき!
Fort Street Café
たくさんのお店が軒を連ねるこの通り。いったいどのお店が美味しいの?と通りすがりの女性に聞いてみる!「美味しいお店を探している?Fort Street Caféのガーリックチキン。これで決まりよ!」
夕方だというのに、行列が途切れることのないこのお店。お薦め通りガーリックチキンをオーダー。待つこと約5~6分。ボリュームのあるガーリックチキンの登場に思わず喉が鳴る。さっそくかぶりついてみるとカラッと揚がった香ばしいチキンに甘じょっぱいたれが絶妙にマッチして最高!
オーナーのヴィンスさん曰く、奥様であるアリソンさんのお料理があまりにも美味しいのでお店を始めてみたら、評判が評判を呼んでこんなに行列ができるお店になったとか。
さて、6番線の旅の終着に選んだのは、2カ月前にオープンしたばかりという「Square Barrels」
牛一頭丸ごと購入!
バーガー&ビールのニューレストラン
Square Barrels
ダウンタウンのビジネスビルの一階にあるハイセンスでモダンな店内は、夕方まだ早い時間だというのに、既にお客さんで大賑わい。
オーナーの名前はヒデオさん。日系人だという。「この店はね、ぼくの大好きなものへのこだわりやから生まれた店なんだ。学生時代ぼくはいつもビールを飲み、バーガーを食べながら友達とワイワイ楽しんでいた。つまり僕はビールとバーガーのスペシャリストというわけさ。」大人になってさらに美味しいもの、もっと心地よい空間が必要になり、最高のバーガーとビールそして、お洒落な空間を生みだしたのだという。
農家から牛を丸ごと一頭買いつけるローカル100%のビーフや、地元産のビールにこだわっているという。24もあるドラフトビールのタップは壮観。地元の人が集うところに美味しいものあり。夕方早い時間からお客さんがいっぱいのこのお店は本物だと認められたということだろう。
The Bus6番線の旅もこれで終了。ハワイの多様な面が楽しめるこのルート。あなたも自分なりの6番線の旅を楽しんでみては?The Bus 路線散歩へのリクエスト、こんな自分旅を楽しんだというご報告などなどご感想、ご意見お待ちしています。