@pixabay
ハワイでは誰も覚えていない程昔から定番となっている「ポケ」だが、今ポケの人気が本土に広がり専門店が続々とオープンしている。アメリカ全国紙が27日に掲載した記事では、ポケレストランを最新の流行として取り上げワシントンD.C.やニューヨークを含む本土の各地でレストランのオープンが続いていると紹介。
ハワイでは長い歴史を持つポケが、マリネされた生のマグロの切り身として本土に広がった理由は、健康的なフードとして印象づけられた事と「インスタ映え」するというアピールによるものだろう。そして経営的な観念から見れば、調理が簡単で開店するのが容易である事も関連している。
しかしながら本土のポケは、ハワイのレストランや店舗で見かけるポケとは同じではない。そのせいかハワイの文化遺産に敬意を払っていないと話す人もいる。本土のポケレストランの中には、フローズン・ヨーグルト・バーよりも多いトッピングを提供している店もあり、その中にはケールやコーンといった型破りの具材も用意されている。さらに、レストランの中には発音しやすいようポケを「ポーケイ」と改名している店も。ワシントンにある『ポーケイ・ディストリクト』もそんな店の1つだ。
同店舗の共同創業者ゲイリー・ンゴー氏は「私達の店舗に対し異論がある人もいるようですね」と述べ、苦情に対して「私達は100%伝統的なハワイのポケを提供しようとはそもそも考えていません」と語った。
ハワイ区選出のアメリカ上院議員メイジー・ヒロノ氏は「私に関していえば、ハワイのポケが本物です」とコメントしていた。