来年(2018年)設立50周年を迎えるハワイ山形県人会は、パロロ本願寺盆踊りに参加し、故郷の「花笠音頭」を披露した。
7月28日(金)、今年で37回目となるパロロ本願寺「盆ダンス」は評判通り大賑わい。見事なやぐらと会場一杯に飾られた提灯、たくさんの魅力あふれるフード屋台、そして勇ましく心地良い太鼓と耳慣れた音楽のリズムにあわせた、四重五重の踊りの輪が夏の一夜を盛り上げ、集まった多くの人々を楽しませた。
司会者の丁寧な紹介アナウンスで始まった「花笠音頭」では、踊り手全員に山形県JA(農業協同組合)から花笠が贈られた。踊りのリード役を務めたのはハワイ山形県人会員の佐竹姉妹とその友人16名、岩国踊り愛好会(代表:グレッグ・ナカムラさん)77名、および、コオラウ・サクラ・踊り会(代表:ジーン クロージアさん)6名。
盆踊りでは、馴染みの薄い花笠踊りだが、参加者全員の踊りは、まさに本場山形の花笠音頭そのままで、会場をわかせた。
これから花笠音頭は、ハワイ盆ダンスの定番の一つに加えられるに違いない。
花笠まつりは東北4大祭りのひとつとして知られ、毎年8月に山形のメインストリートで盛大な花笠音頭パレードが行われる。花笠音頭は女性踊りと男性踊りがあり、もともとは大正8年尾花沢市の灌漑用水確保のため、徳良湖築堤工事が行われ、その際に唄われた土搗き(どんつき)唄が発祥とされている。
ハワイ山形県人会では、来年(2018年)設立50周年記念として毎年6月上旬に行われる「パン パシフィック フェスティバル」のパレードに参加し、カラカウア通りで花笠音頭を踊る予定としている。
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