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メディケアとは連邦政府による高齢者と身体障害者を対象とした健康保険制度で、受給者は下記のとおりです。

●65歳以上の人

●65歳未満でも、身体障害者と認定された人

●年齢に関係なく慢性腎不全を患っている人  

メディケアは医療費を補助するものですが、全ての医療費をカバーするものでもなく、又長期介護費用の大部分もカバーしません。  

 

メディケアは2つに分かれて、それぞれ異なる種類の医療費の支払いを補助します。  

パートAは病院保険で、病院や専門介護施設での医療介護、一部の在宅介護、ホスピスの費用を補助するものです。  

パートBは医療保険で、医師による診断、病院で外来患者として受けた医療サービスや備品の支払いを補助するものです。  

10月頃郵送されるMEDICARE & YOUの冊子に詳しく説明されていますので、参照下さい。

 

【メディケアへの加入時期】  

既にソーシャルセキュリティの退職年金を受給している人(62歳から65歳まで)にはメディケアの受給資格が生ずる2~3ヵ月前に、メディケアカードが送られて来ます。そのままでは自動的にパートAとパートBに加入することになりますが、パートBには掛け金がかかるので、それを払いたくない方は加入を断ることが出来ます。  

現在仕事をしていて、雇用主からグループの健康保険を提供されている方は断ることもできますし、メディケアの両方を持つこともできます。  

最近では65歳過ぎても働いている方が多く、グループの医療保険に加入している場合、いつでも加入申込みができますので、退職を予定している方は3ヵ月前から手続きをして下さい。  

 

65歳にメディケアの手続きをしてパートAとパートBにのみ加入している方いませんか?  

お医者様にも薬にも縁がないので、薬のカバレッジを持っていない方いませんか。

ペナルティーがかかってしまうと、一生涯ペナルティを毎月支払わなくてはなりませんので、ご注意下さい。

 

(日刊サン 2016/10/26 )

 

横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

シニア医療保険スペシャリスト 問合せ先:[email protected]