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ハワイの6月の破産申請数は11年ぶり最低水準

ハワイの6月の破産申請件数は11年ぶりに最低水準を更新した。

ハワイ地区破産裁判所のデータによると、州全体では昨年が115件だったが、今年は4.3%減の110件。重要な法律変更のために申請件数が抑えられた昨年の10月を除いて、この数字は2006年の104件以来の最小の件数。

倒産の詳細を見てみると、最も一般的な清算は84件から70件に減少していて、定期収入のある個人が負債を3から5年の分割払いにする倒産ケースは30から39件に増えている。

破産件数は過去7カ月のうち4カ月で増えているが、過去75カ月間のうち68カ月で横ばいもしくは減少している。

申請件数の量は月に100から120件が続いていて、1991年からの申請件数が月平均で250件だったことを考えると半数以下にまでなっている。

2010年以来の記録的な観光客人数や低い失業率、建設ラッシュ、住宅価格の記録的な高値などの堅調な経済の下で、倒産は6年連続で減少している。今年の上半期は、前年の689件から650件になった。このままて行くと、年間の件数は1300件程度となり、2006年の955件以来の低水準になる。(最も多かったのは2010年の3954件)