コンベンションセンターとアラモアナセンターの間に建設中のアフォーダブルハウジングプログラムを利用した、カピオラニ・レジデンスの韓国系不動産デベロッパー、サムコーパシフィックは同様の形態で2棟目のコンドミニアムタワーの建設を検討している。 同社CEOのティモシー・イー氏は、この「The Central」プロジェクトの建設に必要な資格取得プロセスを2019年初頭までに終わらせたい考えを述べた。
400フィート、500ユニットで手ごろな価格の1391カピオラニブールバードに建設される計画のタワーは抽選方式になる予定。
手ごろな価格の住宅を供給するデベロッパーに対し、建設設計上の柔軟性と経費節減をもたらす免除をハワイ住宅金融開発公社が認める州の201H特別処理プログラムを利用して同社は『The Central』を建設する。
このプログラムは低中所得者向けのユニットの購入者に、10年間居住することに同意することを求める。10年に満たない期間で売却する場合は、購入者は売却利益の一部を支払うことが求められ、州は最初に買い戻しをする権利を持つことになる。
州政府が主導するアフォーダブルハウジングプログラムは、ハワイ住民が住宅を割安のローカル価格で購入できる方法を提供するために創設された。これに該当する、45階建て485戸(うち192戸は低中所得者向け)のカピオラニ・レジデンスは、1300の応募があり約1か月で完売した。
このコンドミニアムのユニットの60%はアラモアナ地域の世帯収入の中間値の80%から120%の世帯収入があるハワイ在住者に向けて市場価格以下で販売された。
この手ごろな価格帯のユニットを購入できる人は18歳以上のアメリカ市民であり、不動産の借地権や所有権の過半数の権利を持っていないことが条件。
低所得者の応募者は、贈与を前提に親族が購入することが認められたため、これらのユニットを購入した90%以上は地域の中間世帯収入の80%を下回っていた。彼らが購入したカピオラニ・レジデンスのユニットは、スタジオタイプが270,800ドル、3ベッドルームが583,900ドルだった。「The Central」はこれよりも若干高くなる予定。