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日本文化センターで エリソン・オニヅカ展

コナにあったエリソン・オニヅカ・スペース・センターの閉業から1年が経ち、アメリカ発のアジア系アメリカ人宇宙飛行士の軌跡は、モイリイリに引き継がれる事になった。

 

日本文化センター・ハワイ(JCCH)では、本物の月の石やオニヅカ氏のフライトジャケット等の遺品、記念品を展示する。 「エリソンはハワイ在住の日本人の歴史において重要な存在です。彼はコナの小さな町で慎ましい家庭に育ち周囲の予想を超えて成功を収めました」と、JCCHの代表でエグゼクティブディレクターのキャロル・ハヤシノ氏は語る。

 

オニヅカ氏の71歳の誕生日にあたる24日に招待客のみの祝賀式典が開催され、近親者や友人、著名なゲストが総勢100名ほど集まった。オニヅカ氏は1986年にスペース・シャトル・チャレンジャー号の爆発事故で逝去。 兄弟のクラウドさんによると、同氏は高校時代には宇宙を目指していると口にしていたという。 「宇宙は彼の夢であり、彼は望んだ仕事の最中に命を落としました。最後の一瞬まで彼は全力を尽くしていました。彼はいつもお世話になった人への感謝を忘れませんでした。ハワイに戻って来た時もです」と、クラウドさん。宇宙の滞在時間でアメリカ人最長記録を持つNASAの宇宙飛行士マイケル・フィンク大佐は、オニヅカ氏の功績は次世代に大きな影響を与えたと話す。

 

「次世代の探検家達のために、エリソンの残した歴史を分かち合えるようベストを尽くします。全ての子供達に、何でもなりたいものになれるというメッセージを伝えるために」と、大佐は述べた。 オニヅカ氏の記念品の展示は、JCCHの『おかげさまで』展覧会の一環として26日から一般公開が始まった。入場料は1人10ドル。

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