日刊サンWEB

過去記事サイト

溶岩湖の湖面が低下、キラウエアは地震増加

Bynikkansan

5月 16, 2015

ハレマウマウ・クレーター内の溶岩湖は湖面が低下し、12日火曜日朝、ジャガーミュージアムの展望台からはほぼ見えなくなった。

 

ハワイアン火山観測所の科学者は、キラウエア山頂での(火山の)収縮傾向を報告している。一般的に、溶岩は火山の膨張につれて上昇し、収縮期間に下降する。

 

キラウエアの収縮は10日日曜日に始まった。月曜日、溶岩湖の湖面は、湖の淵から10ヤードほど低下し、火曜日にはさらに低下した。

 

溶岩湖の湖面の低下は、南西リフトゾーン上部で地震の頻度が高まるのと同時に起こっている。南西リフトゾーンでは、月曜日の午後3時40分に震度3.1の地震が発生した。

 

火曜日、午後1時30分ごろ、キラウエアでは震度2.6の地震が発生。この地震の震源は火山から約3マイル南西で、震源の深さは1マイル以下だった。

 

9日土曜日夜、東リフトゾーン上部で、震度3の地震が2回観測された。翌日曜日には、ナアレフの北方で震度4.5の地震が観測され、何度かの余震もあった。地震は溶岩の動きの指針となる場合がある。

 

この約3週間の膨張期間中、溶岩湖の湖面はクレーターの淵まで上昇し、溶岩がクレーターの底面にあふれていた。今月初めに溶岩湖があふれだしてから、ハレマウマウ・クレーター底部の約28エーカーが溶岩に覆われた。ハレマウマウ・クレーター内の溶岩をクレーターの淵から見ることができたのは、1974年以来であるため、特に夜間、ハワイ火山国立公園に観光客が殺到した。

 

月曜朝、プウ・オオ・クレーターでは、クレーター内の底面に溶岩が流れ込んだ場所があった。ウェウブカムの夜間映像によると、メインクレーター西部で崩落したくぼみの中に、溶岩があることを示している。プウ・オオの北東の溶岩流の表面は、現在も活発なままである。表面を流れる溶岩の大部分は、火山の噴気孔から2マイル以内のところにある。クレーターから最も遠くまで流れている溶岩は、クレーターから約5マイル北東にあり、居住エリアからは離れている。プウ・オオから流れ出した溶岩は、9月にパホアの郊外に達したが、溶岩は3月に止まった。