ハワイの乳製品メーカー「メドウ・ゴールド」の親会社「ディーン・フーズ社」が、事業拡大と、製品の品質をアピールするため、同社が各地で販売している牛乳のラベルを1つのブランドに統一すると発表した。
ダラス拠点のディーン・フーズ社は、同社が販売している31種類の牛乳ブランドに、「デイリー・ピュア」ラベルを使用する予定である。新しいラベルは、メドウ・ゴールドのような地域限定のラベルにも適用され、この新たなマーケティング戦略では、同社の牛乳が抗生物質や人工的な成長ホルモンのテストを受けており、ローカルの製造メーカーで生産されていることを強調している。
ディーン・フーズ社は、ローカルブランドを買収することで事業拡大をしてきた部分があり、同社の製品ラインナップには、「タスカン」「ゲーリック・ファームズ」「PETデイリー」などがある。シルク・アーモンド・ミルクやその他の製品を製造している同社の「ホワイト・ウェーブ」ブランドは、2013年に会社分割をし、2013年にはコーヒークリームやサワークリームなどを製造していた「モーニングスター・フーズ」部門を売却した。
2014年、ディーン社は、生乳価格の高騰に伴い、2030万ドルの損失を報告。牛乳の価格は、生産の増加と輸出の減少によって、最近低下しており、ディーン・フーズ社やその同業者らは、米国における牛乳消費量の一般的な低下と戦っている。
この数年、ディーン社はいくつかの製造工場を閉鎖してきた。2014年には、12か所の製造施設を閉鎖。現在、32州で68か所の施設を運営しており、12月31日の時点で、17,246人の従業員を抱えている。