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4つの島を巡る1年間の航海に出たマンション型豪華客船『ザ・ワールド』が、アロハタワーに寄港した。2002年に着水したこの客船の船体は644フィートの長さを誇り世界最大。さらに全ての客室が住居として分譲されている船は、世界でもこの船だけだ。165室の豪華客室の価格は1室あたり300万ドルから1500万ドル。1室を手に入れるのに、最低でも1千万ドル以上の資産を持つ必要があると報道された。フロリダのROWマネージメント社が『ザ・ワールド』の販売、運営、管理を行っている。
船には7000スクエアフィートのスパとフィットネスセンター、テニスコート、劇場、ナイトクラブ、寄港地の材料を使用した料理を提供する6つのレストランを完備。2017年の航海はオーストラリアから始まり、各地を巡って最後はマイアミに到着する予定だ。
ハワイ観光局が25日に発表した統計によると、4月中ハワイに訪れた客船は8隻で合計15,181人の乗客が到着した。昨年4月の22,902人を運んだ10隻に比較すると減少。しかし今年に入ってから4月までを合計すると、州外から訪れたクルーズ船は32隻で56,146人の乗客がハワイに到着しており、昨年同時期の23隻、乗客45,608人に比べると大きく増加している。2017年の現在までの航空機と船舶を利用して訪れたクルーズ船利用者数は98,273人で、27.2%の増加となった。
【週刊ニュースダイジェスト 5/24〜30】