ハワイ州産業経済開発観光局の報告によると、ハワイ の一人当たりの個人負債は国内でメリーランド州に続 き、2番目に高い数字となり、6万7010ドルとなった。
10年前のハワイは6番目に高い州だったが、ほとんど の州では2008年の恐慌以来負債を減らしていた一方、 ハワイ州は収入に対してより多くの負債を負った。
実際には、アメリカ全体では2005年から2015年に かけて、10.7%減少しているが、ハワイは1.7%しか減っ ていない。
また、クレジットカードの負債も全米で4番目に高く、 1人あたりにすると3460ドルとなり、全米平均の2800 ドルを23.6%も上回る。この理由として、州チーフエコ ノミストは近年の住宅価格の高騰や住宅ローン利率の 低下が住宅ローンの大部分を借り入れで賄うことが大 きな要因と分析している。
ハワイの2015年の家計に対する負債比率は恐慌前 の2005年の1.7より高い1.76となっている。 一方、オートローンは45番目、学生ローンは最も低く 3150ドル(全米平均4660ドル)だった。
(日刊サン 2017/5/27)