ホクレア号がとうとうハワイに戻って来る。ホクレア号とヒキアナリア号は18日、タヒチからハワイを目指し太平洋を渡る航路を出発した。出港したフランス領ポリネシア、タヒチ島のトティラでは、世界周航に挑戦中のカヌーを故郷の島へ最後の航海に送り出す壮行セレモニーが17日に開催された。ホクレア号が2014年5月にハワイを出発し、マラマ・ホヌア世界周航と名付けられた航海を開始してから3年の月日が経過。この航海はネイティブハワイアンの伝統的な航海技術に革命をもたらし、今年の3月には航海士長のナイノア・トンプソン氏が、ポリネシアン航法を評価され優秀航海士賞に輝いた。クルーの一部はホクレア号の帰路を計測する為にオアフ島を訪れ、5月初めにダニエル・K・イノウエ空港からカヌーが停留しているタヒチへ出発した。次の目的地はオアフ島のマジック・アイランド。3300マイル以上を進み、到着は6月17日を予定している。
ホクレア号の旅路をたどるにはhttp://www.hokulea.com/のサイトから。