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ハワイ州、北海道が姉妹提携「アロハ」「イランカラプテ」と挨拶

署名を交わすイゲ、高橋両知事

 

ハワイ州美術館で5月8日、ハワイ州と北海道との姉妹提携の署名式があり、北海道クラブなど北海道にゆかりのある人々が招かれた。

イゲ州知事が「アロハ、イランカラプテ」と挨拶し、ハワイ州、北海道ともに先住民の暮らす地であり、豊富な海産物、観光客でにぎわうなどの共通点をたくさん持つことをあげた。高橋はるみ北海道知事も「イランカラプテとはあなたの心にそっと触れさせてくださいという意味を持つあいさつの言葉です」とスピーチ。経済、観光、教育、文化などの面でのより一層の交流を、と呼びかけた。

 

ハワイ州議会と北海道議会との提携署名も同時に行われ、遠藤連北海道議会長から「やっと提携にこぎつけ、今日は本当に嬉しい」と挨拶があった。イゲ・高橋両知事、州議会・道議会の議員らが署名を交わし、また、記念品の交換もあった。

 

白老から訪れたアイヌのみなさんの唄と踊り

 

ナ・ホク・ハノハノ賞にノミネートされている北海道出身ハワイ在住のチヨ・フリン氏による電子ピアノの演奏やアイヌの歌と踊り、また、式典前の日米両国歌の演奏も行った北海道札幌国際情報高等学校吹奏楽部のダンスを踊りながらの楽しい演奏、北海道出身のバンド『ナイトdeライト』らの演奏と続き、会場から多くの拍手を集めた。

会場には、十勝牛や海産物、北海道に本社・本店を置くハワイでも話題の「とんかつ玉藤」や「梅光軒」、「BURG」などのブースが並び、多くの人が列をなした。

 

北海道札幌国際情報高等学校吹奏楽部のみなさん

 

(取材・文 袰岩奈々)