死んだハワイアン・アオウミガメが、3月29日日曜日、マイリ・ビーチパークの炭用ゴミ箱の中で発見された。
この若いウミガメに何が起こったのかを確認するため、州職員によって解剖が行われる予定である。
アオウミガメはアメリカ絶滅危惧種法によって絶滅危惧種に指定されている。アオウミガメに危害を加えたり殺したりした場合、状況に応じて3,500ドルから13,000ドルの罰金が課される。アオウミガメはハワイの州法でも保護されている。
甲羅の大きさ21インチのこの若いウミガメは、日曜日にバーベキュー用の炭を捨てるゴミ箱の中で発見され、ウミガメ保護ネットワークのボランティアによって回収された。
解剖の日程はまだ決まっていないと、国立海洋大気圏局の太平洋地区支部・絶滅危惧種局のチーフ、パトリック・オぺイ氏は述べている。
当局は、解剖によって死因を解明できることを期待している。ウミガメの主な死因は、漁業用用具によるものか、腫瘍による病気だとオぺイ氏。今回のケースには、どちらの要因も見られないが、解剖で理由がはっきりするとみられている。
地球規模ではアオウミガメは全体的に減少傾向にあるにも関わらず、生息数の増加率は地域によって異なる。ハワイのアオウミガメは増加しており、この25年で53パーセントも生息数が増加している。
2012年、ハワイ・シビッククラブ協会は、ハワイのアオウミガメが絶滅危惧種としての保護の必要がないくらい生息数が回復しているかどうかを調査するよう、政府に申請していた。
アオウミガメが絶滅危惧種リストから外された場合、保護はハワイ州の管轄に戻ることになり、より多くの市民が保護のために積極的に役割を果たすようになるだろうと、同クラブは述べていた。
しかし先週、連邦政府はアオウミガメを引き続き絶滅危惧種として分類するべきだという結論を下した。生息数はまだ少なく、ほとんどすべてのカメが海抜の低い同じ環礁で巣作りをしているためである。
ハワイのアオウミガメは4,000匹以下で、そのうちの96パーセントが北西ハワイ諸島のフレンチ・フリゲート環礁で巣作りをしている。成体となった雌は、産卵のために2年か4年ごとに自分が生まれたビーチに戻ってくる。時には数百・数千マイルを移動することもある。
岸に打ち上げられたり、漁業網に絡まったりしているアオウミガメを見つけた場合、生死に関わらず国立海洋大気圏局に連絡することが求められている。(725-5730)