吉川直人新学長(左)と吉村卓也前学長(右)
11日、ハワイ東海インターナショナル・カレッジ(HTIC)は学生主催の歓迎会で吉川直人新学長迎えた。吉川学長は新入生、在校生を前に「グローバルな活躍を目指して頑張って欲しい」と挨拶した。同氏は2005年から10年間、同校の学長を務め、15年から2年日本に戻り、東海大学副学長として活躍。この4月からハワイへ異動となった。
HTICは2015年にカピオラニからカポレイ地区のハワイ大学ウエストオアフ校キャンパス内の敷地に移転。現在170人あまりの学生を抱える。同校は 94年、米国西地区学校・大学協会の大学基準認定委員会からアクレディテーション(基準認定)を受けた。春夏秋冬の4学期制で運営されており、日本、アメリカ、アジア太平洋など世界各国から集った学生が学んでいる。
リベラルアーツ教育を中心とする「本科」、英語を母国語としない学生が大学課程に進学するために必要な英語力とスキルを体得する「予科」、そして、 短期研修を通じて学ぶ「国際プログラム」の3つの教育プログラムを展開している。
吉川氏は「日本人の学校と誤解されることが多いのですが、地元の高校からの入学も歓迎しています。また、日本の高校の卒業生には アメリカの大学に進学したいという思いがあっても、英語もおぼつかない中、いきなりアメリカ本土の大学に留学する不安のある人もいると思う。その点HTICの場合は、短期大学である“本科”に入る前に、しっかりと英語を学べる“予科プログラム”がある。予科プログラムは5段階に別れているので、全く英語が話せないという人でも、しっかりと勉強すれば、1年3ヶ月程度で本科に進学できます。そして本科を修了(1年3ヶ月程度)すれば、アメリカ本土の4年生大学への編入の道が開けます。
インターネットなどで英語での発信が多くを占めていることを見ても、これからますます英語が必要になることは間違いない。ぜひ、HTICで英語の力を身につけてもらいたい」と語った。